アトリエ模様 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

水玉


禁止 お食事中の方はお読みにならないで下さい   魔女


昨日は土曜日っていう魔女の仕事が一番忙しい日で

俺も一日中アトリエに詰めていた


昨日のアトリエの様子をお伝えします


先ずお日様てっぺん前の教室 (午前中)


  まじょねこ日記

                 まじょねこ日記-Mizutama2010220


小学生の生徒が魔女に質問した


たいち 「魔女、ウンチ味のカレーとカレー味のウンチだったらどっちを食べる?」


魔女 「カレー味のウンチ!」


たいち 「え・・」


子供たち 「ええぇ~!!!」


魔女 「・・なによ」


子供たち 「変だよ! そんなのありえな~い!!」


魔女 「フツーでしょう」


子供たち 「だってウンチ、だよ! ウンチ!!」


魔女 「ウンチ味のカレーよりずっとマシじゃんか!」


子供たち 「魔女、おかしい!!」


これでけんけんがっくがっく(喧々諤々)の争いになってしまい

絵をかくどころじゃない


アホらしい

人間って・・ どんだけバカなんだ


      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


そしてお日様てっぺん後のアトリエ


ももか 「魔女、ナメクジとゴキブリだったらどっち食べる?」


魔女 「ナメクジ!」


みずき 「そういえばまじょ、ナメクジ食べてよみがえったんだよね」


魔女 「そうだよ!」


子供たち 「そうだった! そうだったね!!」


魔女 「でもみんなが知ってるナメクジとは違うよ、もっとでっかくて形も違うのだったらしいよ」


子供たち 「どんなのだったの?」


魔女 「魔女もまだ小さくて、しかもその時は意識がなかったからよく分からないんだけど、ネパールで大きなナメクジ見たんだ、きっとそんな感じだったと思う」


子供たち 「それを見たいな! 写真とかないの?」


魔女 「そういえば、あるな・・ 待ってて、探してくるね!」


それで魔女は教室を放り出して写真を探しに行ってしまった

そして暫くして、分厚いアルバミュを抱えて戻ってきた


魔女 「ほら、これだよ!」


子供たち 「うわあ! すごぉ~い!!」


魔女 「凄いべ!!」


  まじょねこ日記-namekuji

子供たちは魔女のまわりに集まって感動した

それから、ひとりの生徒が、開かれたアルバミュの反対側の写真を見た


魔女 「これ魔女だよ、ネパールだからサリー着てるの、どうよ、魔女のサリー姿はさ」


らいき 「変わんねえじゃん」


その瞬間・・

魔女が、その分厚いアルバミュで、らいき君の頭を殴り飛ばした


中学生で、体も大きならいき君が・・

机に突っ伏して


俺は思わず起き上がり

教室はし~んとなり


でもし~んとなったのはほんの少しの間で

すぐに子供たちの間から魔女を非難する言葉が浴びせられた

もちろん俺だってわあわあ言って魔女を責めた


最初は俺やみんなが一斉に騒いだから

ただやかましいだけだったけど


よく聞くとみんなが同じ事を言っている

俺は魔女が生徒を思いっきり殴ったことを非難してたんだけど

子供たちは違った


魔女 「なんでみんなして魔女を責めるのよ!」


子供たち 「あたりまえじゃん!!」


魔女 「だってらいきは魔女のことをナメクジと変わらない、って言ったんだよ!」


子供たち 「ちがうでしょっ!!」


魔女 「そう言ったもん!」


ももかちゃん 「そう言ったけど、それはまじょがナメクジと変わらない、っていう意味じゃなくて、いつものまじょと変わんない、って言う意味でしょ!」


魔女 「え・・ 」


てっせい 「つまり、らいき君はサリーを着て美しくしてるまじょも、今ここでボロい服を着てるまじょも同じだ、って言ったんだよ」


あやね 「私もそう思う!みんなもそう言ってる!」


魔女 「・・らいき、 そうなの?」


らいき 「うん・・汗


魔女はらいき君の頭を抱きしめ、「ごめんなさい、ごめんなさい」、と何度も謝った

そして、らいき君は 「頭が痛い!頭が痛い!」 と何度も言った


それから魔女はらいき君の頭の殴った部分をガシガシなでた

そしてらいき君は 「もっと頭が痛い!もっと痛い!」 と言った


魔女は俺や子供たちに責められ、呆れられ、説教され・・

うんとしょんぼりした


こういうことを、魔女は毎回のようにしでかす


どうして学習しないのか・・

俺は校長として、毎回恥ずかしい思いをしなければならない


     『魔女、なめくじのお陰で生還!』 

の記事は 星こちらと   星こちらと   星こちらから


(既にご存知の方以外で、興味とお暇のある方はどうぞお読み下さい)