この一週間の軍団 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

7月27日(月)   お月様 夜のお散歩


ジョン ブリアン


今日はとっても暑くて、僕らは一日中お部屋で倒れていた

本当に動けなかったんだ


遅い夜になって、魔女がお散歩に行こう!と言い出した

僕たちは大喜びしたけど

《水玉》は足が痛いから行かないって・・


それで《ジンジン》と《ユリぼうず》と僕とで行くことになった

夜で誰もいないから、丘の上までの車が殆ど来ない広い道を登って、ぐる~っと回るコースだ


途中の広い空き地で鬼ごっこをした


ジンジン 「僕がオニだからね、早く逃げて」


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ジョン ブリアン 「次は僕がオニだよ! あれ、《ユリぼうず》何やってるの?」
        

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ユリぼうず 「足が痛くて・・ 何か踏んじゃったのかなぁ・・」


僕 「《ユリぼうず》って、疲れるといつもそんな風にするよね」


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ユリぼうず 「あぁ、痛い・・  ぺろぺろ ぺろぺろ」


さあ、もっと上まで行くよ!

あれ・・? 途中の家の門とその近くにある太くて高くて硬い棒(電柱)のまわりに大きな入れ物がいっぱい置いてあるぞ


僕 「魔女ぉ~、これはなあに?」


魔女 「ペットボトルに水を入れたものだよ」


ジンジン 「僕らのボトルなの!」


魔女 「違うよ・・ そういう名前なだけ」


僕 「忘れ物?」


魔女 「そうじゃなくて、動物が近寄らないように置いてあるんだよ」


ジンジン 「僕、よそでも時々見かけるよ」


僕 「どうして動物が近寄っちゃいけないの?」


魔女 「そんな事魔女にはわからないよ」


ジンジン 「動物が嫌いなんじゃない?」


僕 「どうして僕らを嫌うの?」


魔女 「・・」


ユリぼうず 「それは僕らが嫌うからなのね」


魔女 「何言ってるんだ・・」


ユリぼうず 「一部の人間が僕らを嫌うように、僕らにも嫌いな人間を選ぶ資格があるのね」


魔女 「なるほど・・」


ユリぼうず 「だからそういう人間が僕らに嫌がらせをした場合は、僕らも嫌がらせをする権利があるの」


《ユリぼうず》はそう言ったかと思うと、 いきなり!

「ケェ~ッケ! ケッケ!!」 と言いながら

そのペットをすごい早業でブッ倒し始めた


空き地で遊ぶ時は、走るのも面倒くさがった《ユリぼうず》が

いくつも並べられたペットのボトルをブッ倒す時はものすごく素早い動作で、あっという間にそれを終了させた

いくつものペットのボトルが、そこら中をごろごろと音を立てて転がっている

  
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それから僕たちは坂を下って、遠くの町の灯りがきらきら見えるところで一休みした


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       よそのお宅の駐車場、お借りしてます

夜の散歩は楽しいです!



7月28日(火)  音譜 遊び方指導


バブー 


《バブー》は《りん》にいろんなことを 教えます

今日は おへやに ビニルふくろがあったから それで あそぶのを 《ボン兄ちゃん》といっしょに 教えました


ボンネット 「《りん》、これはビニールぶくろっていうんだ」


バブー 「これからあそび方、おしえるね」


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バブー 「まず こうやって中に入るの、わかった? じゃあ 《りん》もやってごらん」


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ボンネット 「《りん》、じょうずに できたね!」

     
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それから《バブ》と《ボン兄ちゃん》と《りん》で 

ビニルぶくろ かくれんぼうを たのしく しました



7月29日(水)  ベル 《水玉校長》欠席


涼子


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今日はアトリエの日だ

子供たちが賑やかな声が私のいる物置までよく聞こえる


子供1 「魔女~、《水玉校長先生》は?」


魔女 「今日は欠席です」


子供たち 「どうして?」


魔女 「右手が腫れあがって動けないんだ・・」


子供たち 「・・痛いの?」


魔女 「すごく痛いみたいよ、だって歩けないんだもん」


子供たち 「大丈夫なの・・」


魔女 「一応薬を飲ませているんだけど・・」


子供2 「《水玉校長先生》は時々遅刻したりするけど・・ いないと心配だよ・・」


子供たち 「早くよくなって下さいって、伝えて」


魔女 「うん、必ず伝えるね・・」


夕べから《水玉》は、この物置の私のソファーの後ろにある空の段ボ-ル箱に入ったきりだ

朝、魔女がご飯と水を差し入れしていた


私がそっと箱を覗いたら、《水玉》は目をつぶって子供たちのお話を聞いていた

子供たちが《水玉》の話をする度に耳をピクピク動かしてた


夜、魔女が来て、私に《水玉》の様子を聞いた

私は 「とても辛そうだよ」 と答えた

それで魔女は《水玉》を抱っこして家に連れて行こうとした


その時《水玉》は・・


水玉 「《涼子》がひとりだと心配だからここにいる」


魔女 「だって、ここにいたって《水玉》は動けないでしょ」


水玉 「誰かがやって来たら、その時はちゃんと戦うさ」


私 「私ならすぐに逃げるから心配しないでいいよ」


水玉 「そんな訳にはいかないよ、ここのみんなを守るのが僕の役目なんだから」


私 「・・なら、誰か来たら、私、逃げないで《水玉》の代わりに戦うよ」


水玉 「何言ってるんだ!」


私 「私のせいで《水玉》、足を痛くしたんだもん・・」


魔女 「そうなの?」


私 「私が朝の明るくなるうんと前に、お化け屋敷のお部屋から帰って来ようとした時だったんだ・・今まで見たこともない大きな猫に襲われそうになって・・ それで大声をで叫んだら《水玉》が走って来てその猫と喧嘩になって、取っ組み合ったままドブに落ちて、 魔女が来てその猫を追い払って・・」


魔女 「あの時だったのか・・」


私 「だから今度は私が《水玉》を守る」


魔女 「ほら、《水玉》がここにいたら、悪い奴が来ても《涼子》は逃げないで戦うってよ」


水玉 「そんなのダメだ!」


魔女 「こうしよう、《水玉》はお部屋で動かないでいる。 《水玉》が良くなるまでは《涼子》はこの物置を離れない。 ここにいれば安全だし、もし誰かがやって来ても魔女や軍団が守ってやれるからね」


私 「・・」


魔女 「《涼子》、そうしないと《水玉》は安心出来ないんだよ」


私 「・・いいよ、ここにいる」


《水玉》、早く元気になってください



7月31日(金)  かさ 三種混合接種


ユリぼうず


今日、《凛》の予防注射(2回目)にお供して差し上げた


診察台の上の《凛》は、先生が振り向く度に魔女にグワシッとしがみついた

体重を計ったら、痩せ過ぎだと言われた


先生が嫌がる《凛》の首に注射器を突き立てた(そんな言い方しないよ!)

すると《凛》は・・


「ちっち! ちっちちちちちち!!」


と、また小鳥の鳴き真似をした



8月1日(土)  ケーキ お誕生会と反抗


ボンネット


今日は 《ジンジン》と《水玉》とニャバーランドの《ばつ》と《なでしこ》、そして行方不明の《ジョン ブリアンのお父ちゃん》のおたん生日だって


大もりごはんが楽しみだったのに・・

まじょは朝からずっと仕事をして、夕方おわったと思ったらすぐにでかけてしまった


お腹がへった・・

わあ! トイレのそうじしてない!

ぼくはシンケーシツだからこんなトイレは入れない


ぼくは怒った

たぶん生まれてはじめて怒った


台所に置いてあったトイレ砂のふくろをやぶいて砂を引っかき出した

ざんざん出した


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そこへ《バブ》と《りん》がやって来てぼくを手伝った

そしていっぱいに出した砂で・・

ボンボンかくしごっこを始めた


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  この2匹、いったい何をやっているのかと思ったら・・


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ボンボン隠しごっこだった・・

どうやら《バブー》が隔して、《凛》が見つけるという遊びらしい


まじょが帰って来ておどろいて

砂をかき集めたり・・ 台所をそうじしたり・・


おたん生会のごはんが・・ どんどん後回しになって

ぼくはこうかいしていた