ねこ日記 ~ 我儘な《薀蓄斎》 ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


《りん》が暴れてる

部屋中を駆け回って暴れてる・・


水玉 「おい、あの《薀蓄斎》を何とかしろよ・・」


僕 「どうやってさ」


水玉 「どうにかならないのか・・ 俺の腹と絨毯の区別がついてないぞ」


僕 「僕だって同じだよ、眠ってる時にお腹を踏んづけられて何度も飛び起きるんだから」


ジンジン 「《バブー》なんて動くおもちゃだと思われてるしね」


水玉 「活発が過ぎるんだよ」


ジンジン 「そのセリフ、『が』は特にいらないんじゃない?」


水玉 「どーだっていいだろうよ! 苛々する」


ジンジン 「それにしても《薀蓄斎》、暴れるね」


僕 「しかも《薀蓄斎》がいけないことをしている時、魔女が 『ダメでしょ!』 って抱えて止めると、ふんぞり返って 『ヤダ!ヤダ!!』 って大声で鳴いて暴れるよね」


水玉 「あれじゃまるで人間の子供みたいじゃんかな」


僕 「放ったらかした魔女と、甘やかした《ユリぼうず》の責任だよね」


水玉 「まったく、寝てる時しか可愛かないよ・・」


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僕 「毎日活発に暮らしてるから、《薀蓄斎》ってば、猫ハウスの3段目まで登れるようになったんだよ」


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       僕 「《薀蓄斎》、すごいね!」


ジンジン 「《薀蓄斎》は日々進化しているよね」


ボンネット 「みんな そんなふうに よぶの やめてよ・・」


水玉 「だって似合ってるじゃんか」


ボンネット 「女の子だよ、 かわいそうじゃない」


水玉 「《凛》って名前だって、女の子っぽくないじゃんか」


僕 「魔女ぉ~、何で《凛》って名にしたの?」


魔女 「《凛》って名前は家族①がつけたんだよ、だって名前がなくて、仕方ないから《にゃんにゃん》って呼んでたらそれに反応し始めちゃって・・ でもその時はまだ男だか女だかわかんなかったからさ、取り敢えず男女兼用の名前にしておいて・・ 男だと分かったら太郎を付けて《凛太郎》、女だったら子をつけて《凛子》ってすればいいかな、って」


僕 「女だって分かったって《りん》ってだけ呼んでるじゃん」


ジンジン 「そおだよ!」


魔女 「面倒くさくなっちゃって・・」


ボンネット 「ちゃんとしてあげてよ!」


水玉 「だいたい魔女は、何もかも中途半端なんだよ」


ジンジン 「《薀蓄斎》の面倒だってなんも見ないし」


魔女 「・・」


ボンネット 「名前ぐらい ちゃんとよんであげて!」


水玉 「そうだ! そうだ!」


魔女 「・・」


水玉 「黙ってないで何とか言いなよっ!!」


魔女 「・・ ならいいよ、 《薀蓄斎子》で」

僕ら 「・・」


水玉 「・・何だよそれ!」


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             《薀蓄斎子》


ユリぼうず 「ケ~ケケ! ケッケッ!! 

  《うんちくさい子》ぉ~! クゥエ~!!」


水玉 「いいのか・・」


ユリぼうず 「クェ~ ククッ! ウケたっ! で・・なにが?」


水玉 「おまえの娘の事だぞ・・」


ユリぼうず 「・・」


水玉 「そうか・・ 《うんちくさい子》か・・」


ユリぼうず 「まあ~じょおぉぉぉぉぉ~~!!」


魔女 「なぁに?」


ユリぼうず 「きちんとした名前で呼べやあ~~!!」


魔女 「なに・・ 自分だって今喜んでたじゃない」


ユリぼうず 「喜んでなんかない! 笑ってただけだ!」


魔女 「どう違うのよ・・」


ユリぼうず 「 『喜ぶ』 と 『笑う』 とじゃ・・ とてつもなく違うのね」


魔女 「とてつもなくなんて違わねえよお~!」


僕 「ちょっと見てよ・・ 《うんちくさい子》がまたやってるよ」


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               バブー 「いふぁ~い!!」 


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     バブー 「もうやめて・・」


水玉 「《バブー》も災難だな・・」


僕 「あれでちゃんとした子に育つのかなぁ・・」


水玉 「何せ《ユリぼうず》が母ちゃんだからな!」


僕ら 「・・」


僕 「・・見込みないじゃん汗