ねこ日記  ~ Trauma ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジンジン


昨日あたりからなかな・・

《ボンネット》がぼんやりしている


いつもだったら《バブー》と部屋を駆け回っているのに

朝からず~っとベッドでぼんやり・・

寝ているわけでもないし、だからといってどこかを見ているわけでもない


まじょねこ日記-bonnet 0962

僕 「なんだか《ボンネット》が変だよ・・」


ジョン ブリアン 「そうなんだよ・・ 《バブー》がふざけて噛み付いても反応しないんだ」


アゾ 「び、病気ですかね・・ どーでしょー・・」


僕 「だけど、毛づやはいいし、鼻も濡れてるよ」


ジョン ブリアン 「そっとしておいた方がいいのかなぁ」


水玉 「その方が良さそうだな・・」


ジョン ブリアン 「そうだね・・」


ユリぼうず 「じゃあ、 僕が聞いて来るよ!」


水玉 「おまえ・・ 人(猫)の話聞いてろよっ!」



ユリぼうず 「ちょっと、《ボンネット》、どうしたのかな」


ボンネット 「・・」


ユリぼうず 「僕、どうしたの?って聞いてるのね」


まじょねこ日記-Yuribouzu 0962

ボンネット 「・・」


ユリぼうず 「・・」


ボンネット 「・・」


ユリぼうず 「・・ どうしたのか、って・・ 

        聞いてるんだろうがあ~!!」


ボンネット 「び・・ びぇ~んあせる


水玉 「泣かせてどうするんだよ・・」


ジョン ブリアン 「相変わらず強引だね・・」


ユリぼうず 「で・・ 元気ないけどどうしたの?」


ボンネット 「お・・お母ちゃん」


ユリぼうず 「お母ちゃん?」


ボンネット 「お母ちゃん・・」


ユリぼうず 「・・」


ボンネット 「・・」


ユリぼうず 「お母ちゃんがどうしたあああ~~!!」


ボンネット 「お、お母ちゃん・・ どうしてぼくをむかえに来なかったの?」


ユリぼうず 「・・むむ


水玉 「ちょっと待て! それはなにか? ここに来たのが嫌だったって事なのか!そうなのか?!」


ジョン ブリアン 「あぁ・・僕・・《伐》を思い出しちゃった汗


僕 「《ジョン ブリアン》・・ そこはいいから」


ボンネット 「そうじゃないよ! だけど、ぼくは・・ ぼくはお母ちゃんに すてられたんでしょ・・」


水玉 「子供を捨てる母ちゃんなんていねえよ! 人間じゃあるまいし!」


ジョン ブリアン 「どうしてそんなこと思うのさ!」


ボンネット 「大きくなっていろんなこと知ったら・・ そうなのかなって思った・・」


ジョン ブリアン 「捨てられたのは僕だよっ!」


ボンネット 「え・・??」


水玉 「《ジョン ブリアン》おまえ、自分の生い立ちを言うな! 《ボンネット》が混乱するだろ」


ジョン ブリアン 「だって・・」


僕 「とにかく、何か《ボンネット》を迎えに行けない事情が母ちゃんに起こったんだよ」


ボンネット 「どんな?」


僕 「そ、それは・・ 最初にくわえて行った子が突然高熱を出したとか・・さ・・」


アゾ 「と、とっちゅうで 子供を落っことして あわてて さがしてましたとか・・」


ジョン ブリアン 「子供を落っことしたらすぐ分かるよ!」


アゾ 「こ、子猫が、よっち、よっちと逃げだしたんですよっ!」


ジョン ブリアン 「よっちよっちだったらすぐに捕まえられるでしょっ」


アゾ 「そ、それができなかったら?」


ジョン ブリアン 「よちよちに追いつけない母ちゃんってどんな母ちゃんだよ!」


アゾ 「ダメな母ちゃん?」


水玉 「おまえらいい加減にしろ!!」



ユリぼうず 「良かったじゃない」


僕 「なにが?」


ユリぼうず 「捨てられて」


ボンネット 「・・汗


水玉 「《ユリぼうず》、何言ってんだよ!」


ユリぼうず 「僕は早いとこ捨てられたかったねの、あんな意地悪な母ちゃんも兄弟もいらないから」


僕 「みんなが《ユリぼうず》と同じ境遇とは限らないんだからさ・・」


ユリぼうず 「そおなの?」


アゾ 「・・汗


僕 「《アゾ》は大好きなお母ちゃんから無理に離されちゃったんだったね・・」


アゾ 「う、うらみます・・」


ユリぼうず 「誰を?」


アゾ 「・・?」


ユリぼうず 「恨む相手を忘れちゃったのね・・」


水玉 「おまえらもいい加減にしろ! 今は《ボンネット》の事を言ってるんだろうが」


ユリぼうず 「だからみんなでこうして話し合ってるの」


アゾ 「そ、そうだぞ!」


水玉 「おまえらのは話し合いにも何もなってないぞ!」


ボンネット 「汗汗


水玉 「いいか、《ボンネット》、おまえの母ちゃんはおまえの事を心配しながらも、何か特別な事情が出来ちゃったんだ」


アゾ 「う、うっかり わすれちゃった・・とかですかね?」


ボンネット 「あせるあせる


水玉 「《アゾ》はもうしゃべるな!」


バブー 「だ、だれが おにいちゃんを なかせた! 出て来い!!」


水玉 「《バブー》、おまえもいいから黙ってろ!」


僕 「《ボンネット》、そうだよ、きっと迎えに行きたくても行けなかったんだよ」


ボンネット 「ぼくをむかえに来ないじじょう、って・・汗


水玉 「それは・・迎えに来れないくらいだから・・ 大変な事情だよ・・」


ボンネット 「・・ニャバーランドに行っちゃったの?あせる


僕 「何言ってるんだよ! そんな訳はないよ」


ボンネット 「じゃあどうして来なかったのさ!」


僕ら 「・・」


ジョン ブリアン 「《伐》に聞いてみよう、そうしたらきっとお母ちゃんの事がわかるよ!」


ユリぼうず 「同意する」


今夜《ジョン ブリアン》が、ニャバーランドの《伐》に《ボンネット》のお母さんの事情を聞くって言ってる


つづく