無気力軍団 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女


昨日までの騒ぎが嘘のように

今日の軍団は静かだ


久し振りの晴天だというのに誰も外に出ず

軍団はひたすら部屋の中でうずくまるばかりだ


諦めモード突入・・


魔女は発つ前日には必ず、ばかデカい紙に赤や黒のマジックペンで留守中の注意事項を書き、それをリビングのドアの片方に貼り付ける


それはテーブルには乗せ切れない大きさなので

床に広げて書くのだけれど・・


軍団はそこではっきりと悟り

ぐったりと元気を失くす


まるで誰もいないような部屋の中

この異常な様子によって

さすがに《バブー》も何かを感づいたようで

魔女に対して反抗的な目を向け始めた


それは

(マジョ ノ セイダ・・)

と言わんばかりの目だ


あれだけ荒れ狂っていた《ジョン ブリアン》が

夜になって膝に乗ってきた


ジョン ブリアン 「魔女・・ 気をつけてね」


魔女 「ごめんね・・」


ジョン ブリアン 「僕、頑張るね・・」


魔女 「うん、頑張って待っててね、みんなにもそう言っておいて」


ジョン ブリアン 「わかった」


魔女 「薬の袋、隠さないでね、家族①や②を困らせないでね」


ジョン ブリアン 「うん・・」


それから《ジョン ブリアン》は自分の体を魔女の胸にくっつけ、何かをお祈りするように目を瞑った


《水玉》は全く元気のない様子で横たわっている


まじょねこ日記-Mizutama 0925

《ユリぼうず》は私に背中しか見せてくれない


まじょねこ日記-Yoribouzu 0935


《ボンネット》はコタツに潜り込んだまま

《アゾ》は巻貝のように形でまったく動かず

《バブー》は相変わらず私を睨み続け


まじょねこ日記-Babu 0935


そして《ジンジン》はただじっと私を見詰めていて


今日の夕食の時、玄関で《涼子》に

「明日からしばらくいないから、気をつけて暮らしてね」 

と言ったら

「ご飯はちゃんと貰えるのよね!」 と言われた


明日早朝旅立ちます

3月の終わりには、ネパールから思い出を連れて戻ります

またその時、ここでお会い致しましょう


では、今から仕事に行って来ます


こ、これから仕事ですか!


はいそうです!!