《ジョン ブリアン》の容態 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

水玉


魔女がフラフラです

このところ寝てないみたい


《ジョン ブリアン》の熱が下がらなくて

病院で注射をしてもらっても、お薬を飲んでも下がらなくて


夜は《ジョン ブリアン》と一緒に別の部屋に寝ているんだけど

心配で朝まで眠れないみたい


それで、魔女も僕らも・・

話さなくなって、笑わなくなって、ふざけなくなって

《ボンネット》だけがひとりで遊んでる


特に・・昨日《ジョン ブリアン》が外に出たいと言って

庭の花壇のところで、雨で冷たくなった草の上でお腹や胸を冷やしていた時

元気になった、と勘違いして《ジョン ブリアン》を襲ってしまった《ユリぼうず》は

いつもと猫が違ったようになってしまった


2か3日前から《ジョン ブリアン》は 「ひとりでいたい」 と言って、


主に1階のクローゼットにいた


こんな事があるといけないからと、魔女は《ユリぼうず》は2階のみんなのお部屋から出さないように家族に通達しており

外に出るスキを狙っていた《ユリぼうず》が

人間の誰かがお部屋に入る時か、出る時にスルスルッと出て行ってしまったみたいで

その時庭にいた《ジョン ブリアン》を襲ってしまい


《ジョン ブリアン》は下のおばあちゃんちの門の上まで必死に逃げて

教室から飛び出した魔女が、門の上の《ジョン ブリアン》を抱き下ろし

《ユリぼうず》に向かってものすごく怒った


魔女 「《ユリぼうず》!何やってるのよ!!」


ユリぼうず 「お庭にいたから・・」


魔女 「いい加減にしなさい!! 

    やって良い時といけない時も分からないのか!」


魔女のあまりの剣幕に、《ユリぼうず》はその場から逃げ出した

《ユリぼうず》のまあるいお尻がどんどん遠くなる・・


魔女の気持ちは治まらなくて


「あれだけ言っておいたのに誰が《ユリぼうず》を部屋から出した!」

と人間の家族にも怒鳴った


僕らは、そんな魔女の様子を見て

《ジョン ブリアン》の病気が、深刻だという事を知った


《ジョン ブリアン》はちょっと熱が下がったかと思うとまた熱を出し

ご飯もほとんど食べない

息が速くて辛そうだって



やっと帰って来た《ユリぼうず》は

片時も魔女の側を離れようとしない

ちょっとでも魔女の姿が見えないと、ものすごく悲しそうな声で鳴く

魔女が戻って来るまでずっと鳴きっぱなしだ


耳をぺったりと頭に押し付け・・

いつでも叱られる体制で

魔女にしがみついている


そんな《ユリぼうず》のお尻には・・

常に《ボンネット》がしがみついている