その原因 | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジンジン


昨日の夕方は大騒ぎになった

《ボンネット》が大量に吐き、倒れていたのだ

僕らも騒ぎを聞きつけて、一斉に家に飛び込んだ


魔女 「いつから倒れてたんだ!」


インジゴ 「私、テラスで寝てて・・ ごめんなさいあせる


アゾ 「《ア、アジョ》もぉ・・ かっごで ねてましてので汗


僕  「何が起こったの!」


水玉 「どうしたんだよ・・《ボンネット》」


ユリぼうず 「わ~あせる 僕がついててやらなかったからだ」


魔女 「とにかく、クッションに寝かせるからみんなで見てて」


魔女はそう言うと、《ボンネット》が吐いた離乳ミルクご飯を拭いた

《ボンネット》は相変わらずくたんとして動かない

魔女がトイレを検査したら、ひどい下痢もしているって


やっぱり病気は治ってなかったのかな・・

僕らの心みたいに、外が暗くなって来ていた


僕らは《ボンネット》のそばに集まっていたから、気づかなかった

《ジョン ブリアン》がいつからそこでそうなっていたのか・・

《ジョン ブリアン》は、部屋の隅で頭を抱えてうずくまっていた


魔女 「あれ・・《ジョン ブリアン》、どうした?」


ジョン ブリアン 「・・」


魔女 「わっ! すごい熱!!」


ジョン ブリアン 「・・」


魔女 「また、考え過ぎたの?」


ジョン ブリアン 「・・今度は知恵熱じゃない」


魔女 「そうか、いつもの季節の変わり目にひく風邪だね。 

    てか、知恵熱・・?」


ジョン ブリアン 「・・・」


魔女 「とにかく《ジョン ブリアン》も、暖かくしてこっちのクッションで寝てなさい」


そうこうしているうちに・・

ちよちゃんが帰って来た


ちよちゃん 「早退して来た・・」


インジゴ 「どうしたの?」


ちよちゃん 「熱が・・ 吐き気が・・ お腹が・・」


ユリぼうず 「《ボンネット》とまったく同じじゃないか!」


僕  「病人だらけじゃないか!」


魔女 「どうしたらいいんだ!」


インジゴ 「魔女!《ボンネット》が目を開けた!」


ユリぼうず 「そして動き出した!」


魔女 「回復してきたか!」


僕  「でもボ~っとしてる」


魔女 「・・《ボンネット》は安静にさせて、みんなはご飯だよ」


僕  「食べたくない・・」


インジゴ 「私も・・」


魔女 「ちゃんと食べないと病気になるよ」


それで僕たちはだらだらと台所に行ったんだけど・・


僕  「・・おかしな臭いがしない?」


インジゴ 「嫌な臭いがする・・」


アゾ 「こ、こでわ だっめの にっおい だっから!」


僕  「魔女、変な臭いがするよ」


魔女 「どこから?」


僕  「待って・・  これだ!」


アゾ 「きっ、きっかんしゃ とます だぁ~」


魔女 「機関車トマス・・って、《ボンネット》のお茶碗じゃない! え・・ く、腐ってる 離乳ミルクご飯が・・腐ってる!!」


僕ら 「・・」


魔女 「・・」


僕ら 「・・ ・・ 食べちゃったんだあ~!!」


魔女 「・・ ぐお~めんなさいぃぃぃぃ~ あせる 忙しくて、朝の食べしをそのまま置きっぱなしにしちゃってた!」


ユリぼうず 「魔女のせいだ・・ 魔女が僕の子を・・僕の子を!」


魔女 「・・すんませ~ん わ~ん あせる


それからしばらく経って、

《ボンネット》が目をパチパチさせていて

後ろめたい魔女が、そそくさと新鮮な離乳ミルクご飯を作って《ボンネット》に持って来た


魔女 「さあ、食べて! いっぱい吐いたからお腹が減ったでしょ」


ボンネット 「・・ ブンッ!」


魔女 「まだ食べられないの?」


インジゴ 「そのご飯、嫌ないんじゃないの」


僕  「当然だよね」


魔女 「そんな事ないわよ、さあ、《ボンネット》!」


ボンネット 「ブンッ!ブンッ!」


ユリぼうず 「このぶんじゃ、《ボンネット》はもう一生離乳ミルクご飯は食べないな・・」


魔女 「・・じゃあどうするのよっ、大枚はたいてこの子のために買ったんだよ!こ、この大量に残った高い、高い、高い!離乳ミルクご飯の素はどうすればいいの!」


僕ら 「知らないよ」


インジゴ 「自分のせいじゃん・・」


魔女 「あなたたち、食べなさい」


ユリぼうず 「自分で食べろよっ!!」


魔女 「あせるあせる


ちよちゃんが病院から帰って来た

《アゾ》が駆け寄ってちよちゃんに聞いた


アゾ 「ちょーちゃんも りにゅーみるくごっはん 

                    たっべた ですか!」


ちよちゃん 「食べてなんかないわよっ!」



みなさま、大変ご心配をおかけしましが

《ボンネット》はずいぶん元気になりました

これはぜんぶバカ魔女のせいです


すみませんでした・・  by バカ魔女