これしきのこと | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ユリぼうず


yuri0831


さっき

魔女に用事ができて、知り合いの車で出かける事になった


魔女 「ちょっと出かけて来る」


ジョンブリアン 「なかなか帰って来ないの・・?」


魔女 「ちょっとだけだよ」


僕  「僕も行く!」


魔女 「動物病院じゃないのよ」


僕  「わかってるよ」


それで魔女が僕を抱いて助手席に座った

僕はほっぺをプクーっと膨らませて、ご機嫌で外を眺め回した



(夜のドライブもなかなかのものだぜ)



用事を3回終わらせてお家に帰る途中

魔女が買い物があるからとお店の前に車を停めてもらった


魔女 「すぐに済むからね」


魔女の知り合い 「ちょっと待って!」


魔女 「なに?」


魔女の知り合い 「この子が私をにらんでる・・」


魔女 「《ユリぼうず》はそういう目つきなのよ」


魔女の知り合い 「にらむし・・」


僕  「僕、この女嫌い」


魔女 「何なのよ2人とも・・」


魔女の知り合いと僕は相性が悪かった

てか、この女は僕に難癖をつけたんだ



それで魔女が僕を抱いてお店で買い物をした



人を待たせているからって、魔女は急いで買い物を済ませ

お店を出て

これまた急いで車に戻った



車に戻った・・



そして買ったものをバッグに突っ込みながら


魔女 「お待ちどう様! さあ帰りましょう」


知り合い? 「・・・」


魔女 「どうしたの?」


知り合い? 「・・・」


僕  「魔女・・」


魔女 「なに・・ まだ《ユリぼうず》の目つきが気に入らない訳?」


知り合い? 「・・・」


魔女 「《ユリぼうず》が気に入らないって事、は魔女を気に入らないって事なんだからね!」


知り合い? 「・・・」


僕  「魔女ってば・・」


魔女 「ちょっと! なに黙ってるのよ」


知り合い? 「・・」



知り合い 「魔女、そこで何してる?」


魔女 「あれ・・ 何で、あなたが外にいるの?」


知り合い 「さあ、何で私が外にいるんでしょうね?」


魔女 「・・ じゃあ、私の隣にいるこの人は・・ 誰?」


知り合いじゃなかった人 「あんたこそ誰なんだ! いきなり人の車に乗り込んで来たかと思えばごちゃごちゃと」


魔女 「わあ!」


知り合いじゃなかった人 「わあ、じゃないよ・・」


魔女 「おじさん、この車で何してる・・」


知り合いじゃなかった人 「自分の車で何しようと勝手だろう!」


魔女 「自分の車・・?」


知り合いじゃなかった人 「あなたこそ僕の車で何してるんだ!」


魔女 「あれぇ・・」


知り合いじゃなかった人 「あのねえ・・」


魔女 「ごめんなさいっ!」


知り合いじゃない人 「こんな目つきの悪い猫まで抱えて・・」


魔女 「そんな言い方ないでしょう! この子は決して良い子じゃないけど、実は可愛いんだからねっ」


知り合い 「魔女・・ いいから、人の車から降りて」


魔女 「大変失礼致しましたっ」


知り合い 「よりにもよって私とおじさんを間違えるなんて・・ ひどいわ」


魔女 「そうじゃないよ、車を間違えただけだよ」


知り合い 「なんかイヤ・・」


魔女 「どって事なくない?」


知り合い 「無神経なんだから・・」


魔女 「よくある事だよ」


知り合い 「こんな事良くやるの?!」


魔女 「やるよ」



そうなんだよ・・

こんな事はしょっちゅうなんだよね

けど、慣れない人には大変なんだろうね



魔女にとっては、これしきの事は茶飯事です・・