いい加減にしてくれ・・ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

インジゴ


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魔女が追い込まれている


春の展覧会っていうののために絵を描かなきゃならないんだ

その他にも人間の顔の絵を7も描くんだって

7はいっぱいなんだって


髪の毛をバッサバッサにして大きな布切れを木の棒にくってけている 

(キャンバスを張っているの!)


カンカンカンカン! カンカンッ!!



水玉 「魔女、うるさい!」


魔女 「仕方ないでしょう!キャンバス張んなきゃ絵が描けないんだから」


ジンジン 「この時期、いっつもジタバタしているよね」


魔女 「・・」


ジンジン 「前もって出来ないの?」


魔女 「出来りゃ、毎年この時期に焦ってないわい・・」


私  「魔女、どんな絵描くの?」


水玉 「どうせキモイ絵だよ!」


ジンジン 「この前、下描きしてたじゃないか」


私  「あ・・ あれ描くんだ・・」


水玉 「ねえみんな、また邪魔する?」


魔女 「もう止めてよっ!」




ジョン ブリアン 「魔女、お腹減った・・」


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魔女 「もうっ、《ジョン ブリアン》の大好きなカリカリを買って来て、それを今朝食べたでしょ」


ジョン ブリアン 「・・」


私  「《ジョン ブリアン》、ご飯食べ過ぎたのよ」


魔女 「食べ過ぎたんならお腹が減るわけないじゃない」


ジョン ブリアン 「・・吐いた」


魔女 「なんで?!」


私  「だから~、食べすぎで吐いたのよ」


魔女 「・・」


ジョン ブリアン 「魔女、お腹空いた・・」


魔女 「吐くほど食べるなよ・・ 仕方ないな・・ほら、大好きなカリカリ」


ジョン ブリアン 「そのカリカリ、もう食べない」


魔女 「どうして?」


ジョン ブリアン 「また吐く・・」


魔女 「だから、吐いたのはカリカリのせいじゃなくて、自分が食べ過ぎたせいでしょう!」


ジョン ブリアン 「それ食べたらまた吐くかもしんないから食べない」


魔女 「なら、食べるものはないからね!」


ジョン ブリアン 「お腹減った~汗


魔女 「一体どうしろって言うのよ!」




涼子 「ウギャ~!!」


魔女 「何、《涼子》どうした! 死にそうな声出して」


涼子 「魔女っ! このオットセイを追い出して!」


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魔女 「《アゾ》、《涼子》に何かしたの?」


アゾ 「アッ、アッ、アジョ ワァ~ ア、アルイテ イタンダカラ、 

    トッテ、トッテ ッテ アルイテイタ・・」


ジンジン 「そうだよ、《アゾ》はただ歩いていただけだよ」


涼子 「私、オットセイが部屋を歩き回っているなんて耐えられない!」



水玉 「《ジンジン》、ちょっと聞くんだけどさあ、《涼子》・・本当に《アゾ》がオットセイに見えてるのか?!」


ジンジン 「あれを見る限りそうとしか思えない・・」


水玉 「ふぇ~!」


涼子 「魔女、このオットセイを追い出してよ!」


魔女 「いっそ、《涼子》もオットセイになってしまいなさい。

    それなら耐えられるでしょ」


涼子 「・・ 魔女のばかあ~ぁぁぁ!!」


私  「《涼子》・・ また出てっちゃった・・」




ユリぼうず 「魔女、病院!」


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魔女 「また具合が悪いのか!」


ユリぼうず 「今のカリカリを食べ続けてもう3回目の冬・・」


魔女 「だね・・ だから・・?」


ユリぼうず 「飽きた」


魔女 「飽きた・・?」


ユリぼうず 「この前病院で貰った小ちゃい袋のご飯」


魔女 「ああ、試供品のお薬ご飯ね」


ユリぼうず 「あっちにする」


魔女 「・・それって、今日じゃなきゃダメなの?」


ユリぼうず 「ダメだねえ」


魔女 「冗談じゃないわよ、忙しいから当分行けない」


ユリぼうず 「じゃあ、ご飯食べない!」


魔女 「食べるなデブ!」




アゾ 「マ、マジョ・・ アジョ オッソト イクタイ」


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魔女 「一日中、出たり入ったり入ったり、出たり入ったり!」


アゾ 「オ、オッソト イッタラ サッムイ ダカラァ~ オウチ ニィ~ ハイカナ・・  オウチニ ハイッタラァ~ オッソト イクタイナア・・  オッソト デッタラ サッムイ ダッカラ、オウチニィ~ ハイルカ・・」


魔女 「もういいから何処なりと出てけっ!」  



ジンジン 「魔女、抱っこ・・」


魔女 「いい加減にしろ!」


 

私  「魔女、ほっぺに痛そうな線が出来てるよ」


魔女 「さっき、《ユリぼうず》に飛び蹴りされた・・」



こうして、魔女は今日も絵が描けなかった