やりたい放題! | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

インジゴ


injigo0826

このところ、私たちや魔女は《アゾ》に手こずっている


魔女 「こら、《ユリぼうず》! 何でテーブルに乗ってるのむかっ


ユリぼうず 「だって、オットセイが僕を襲うんだもん。 テーブルの上だと絶対に乗っちゃいけない事になっているから安全」


魔女 「その理屈はおかしいだろう・・」


水玉  「でもさあ、本当に《アゾ》ってば、やりたい放題し放題だぞ」


ジンジン 「今朝は玄関先で《涼子》のご飯を横取りしてたし・・」


水玉 「怖いものなしだな」


魔女 「私だって、このところ邪魔されてばかりで新聞も読めないし、ナンプレもダメだし、パソコンだってまともに出来ないよ」


ジンジン 「僕は何が嫌だって、《アゾ》が異常な魔女コンになってくのが我慢ならない」


私  「確かに魔女に毎日ベッタリだよね」


ジンジン 「魔女コンってば僕だろうが!」


水玉 「それ・・ 威張って言うことか?」


魔女 「これ!《アゾ》よしなさい! 《ジョン ブリアン》は夕べから熱が出てるんだからね」


アゾ 「《ジョン ブブブ~》、アジョ トォ~ アッソベ! アッソベ!」


ジョン ブリアン 「やめてよ・・」


アゾ 「アッ、アッ・・ アッソベ! アッソベェ~!」


魔女 「やめなさい! そっとしておいてあげてっ!」


アゾ 「・・・」


インジゴ 「困った子だね・・」


水玉 「痛ったい! いきなり何するんだよっ!」


魔女 「《水玉》、どうした?!」


水玉 「《アゾ》が頭を爪で押さえて、僕のほっぺをかじった!」


インジゴ 「それ・・ 昨日もやられてたよね」


ジンジン 「魔女、《アゾ》を叱ってよ」


魔女 「わかったよ・・ ねえ《アゾ》、噛んだり引っかいたり、他の子のご飯を取ったり、病猫にしつこくしたりしちゃダメッ! それはいけない事なのよ!」


アゾ 「・・」


魔女 「わかった?」


アゾ 「ワッ、ワッ、ワッ ・・」


魔女 「わかったんだね!」


アゾ 「ワッ、ワッ、ワッカラナイ・・」


水玉 「わかれよ!」


魔女 「なんでわからないの!」


アゾ 「コッ、コッ、コッコロガ・・ カンジャエ! トッチャエ!

    ヒッカイチャエ! ト イイマスカラ~」


ジンジン 「とんでもない心だな!」


アゾ 「コ、コッコロガ イイマスカラア~ ビックリマーク


水玉 「どうしようもないな・・」


インジゴ 「いっそ、オットセイをやめさせたら?」


水玉 「なるほど! また、《ユリぼうずに》襲われまくる訳だな」


ユリぼうず 「僕、猫なら遠慮なく襲いますけど・・」


魔女 「そうなったらなったで可愛そうだけど、この際仕方ないね」


ジンジン 「そうしてよ!」


魔女 「《アゾ》、実はあなたは猫なんだよ、オットセイなんかじゃないの、みんなと同じ猫なの、わかった?」


アゾ 「・・」


水玉 「わかったのか!」


アゾ 「ワッ、ワッ・・」


私たち 「・・・」


アゾ 「ワッカラナイ!」


私たち 「だよね・・」


アゾ 「アッ、アッ、アジョワァ~ オ、オッ、オットシェ~!!」



「傍から聞いてるとバカな会話だよね・・」


魔女 「え・・ 誰?」


「何なの・・ 真剣な言い方で 『あなたはオットセイじゃないの、猫なのよ!』 なんてさ」


魔女 「どこから聞こえてるの?!」


水玉 「ドアの向こうだよ!」


魔女 「ドアの向こう?  わあ~、《涼子》!!!」


水玉 「そんなところで何やってんだよ・・」


涼子 「あんたたちには分からないでしょうけどさ

    外は死ぬほど寒いのよっ!!」



わがままな猫が2匹になってしまった・・