ジョン ブリアン
今日は家族がそろってるから日曜日だね
それで僕は学んだんだ
みんな一緒は楽しいな、ってよく言うでしょ
でも・・ そうでもないんじゃない? って事
だって、猫が全員そろうと
誰かと誰かが、ふざけてぽこぽこなぐり合いを始め
それが本気になって、ついにけん悪になり
その後、口も聞かなくなっちゃったり
ユリぼうずが 《アゾ》 をおそって叱られて
その腹いせに僕をおそって、僕が泣き出したり・・
今日は家族②が夕食を作る日で
朝、魔女と買い物に行った
家族②も買い物に行ったから、袋の中に野菜も入っていた
家族①が喜ぶね!
でも・・ 何だか魔女のごきげんが
どうやら家族②がよけいな事を言ったらしい
それは・・
マーケットに着いて、魔女が車から降りて先に歩いていた時
前を歩く魔女を見て、家族②が後ろからこう言ったんだ
「魔女の歩いてる後姿って、すごく性格悪そうだよ」
マズイよね・・
それで栗をもらったから、今日は栗ご飯なんだってさ
家族②が栗をむかされてる
栗はものすごくたくさんあって
家族②は買い物終わったあとからずっとむいている
とても辛そうにむいている
家族②は、魔女に 「手伝って・・」 と頼んで断られた
僕は手伝ってあげたいのに
グーの手だから、できなくて・・
かわいそうで見ていられなくなって・・
隣のおばあちゃんちの屋根に登って眠った
もう終わったかな・・
僕はずいぶん寝たから家に戻った
・・・家族②はまだ栗の皮をむいていた
僕はベランダにいることにした
僕 「あれ? 《アゾ》、そんなところでなにやってるの?」
アゾ 「アジョノベット」
僕 「そこはマズイよ!」
アゾ 「アジョノベットオォォォー!!!」
僕 「だけどさぁ・・」
アゾ 「ネルネェ・・」
アゾのお部屋探しの旅はまだ続いていた・・
家族②がやっと栗の皮をむき終わって
夕食のしたくを始めた
お腹が減ってしまった魔女のごきげんはますます悪くなっていた