スクープ! ~水玉のひみつ~ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

ジョン ブリアン


きょ!今日、ぼ、ぼくはスクープってのをしたんだ! 

したんだよ!


jjyonbri0783


魔女たちが時々話してるの



家族② 「 《水玉》 ってホント太ってるよねぇ」


魔女 「みんなと同じだけご飯食べているのに何で 《水玉》 だけがあんなに太っちゃうんだろうね」


家族① 「運動不足なんじゃない・・」



mizutama061120



今日、早い時間の朝に・・

ぼくは一人でさん歩をしていた

しゅざいだよ


家から下の道をくだって、つきあたりまでなんだけどね

つきあたりを、きき手の方に行くとすぐにトミニャガさんちがあって

いつもまじょと行くさん歩道だ


そのききてじゃない方の道にはは2ぐらいの家があって

そのつぎにあるのはまどがいっぱいある長い家で (アパート?)

その先は道がまがっていて見えないから知らない


ひとりで行ってもいいのはつきあたりまでです


まじょにそう言われているから、

ぼくはそこで立ち止まって、くるっとまわってお家に帰ろうとした


(なにもおもしろいこと、ないなぁ・・)


少しもどったところに小さな空き地があって

ぼくはちょっとより道をしようと・・


空き地に入って行ったんだけど


その空き地からまどいっぱいの家ががななめに見えてて


ん・・・?


ぼくのきき手から2つ目のドアの前に・・


《水玉》 ?


ぼくは思わずまどいっぱいの家と空き地を分けているさくの間に顔をつっこんだ

そこのドアの前にはおばさんが立っていて・・ 


げんかんのすぐ横にあるらしいものから、何かをうつわに入れた

それから、ふたをしめる音がした

その音は、うちにもある人間のご飯を作るきかいの音と同じだった


おばさんはうつわを 《水玉》 の前においた

いつものようにおいた


(た・・食べてる・・)


《水玉》 が

およそで、ご飯もらってるよ・・


ぼくはぶっくりした!


さくの間から首をひっこめようとした時

アパートの入り口の門の前で

そんなようすをうらめしそうに見ている 《ぞうきん》 を見つけた


ぼくは家まで走って帰った

この事はだれにも言わない方がいいような気がした


それからしばらくして

やっとまじょが起きて来た


朝ごはんの時間だ


《水玉》 がふつうに朝ごはんを食べている・・

《水玉》 は早い朝ごはんを食べて

おそい朝ごはんも食べてる


《水玉》 はぼくのとなりでガツガツごはんを食べていて

食べてるとちゅうでぼくが見たら


「ウガウガ!(僕の飯だぞ!)」ってうなった

ぼくはふくざつな気持ちで朝ごはんを食べた


きっと《水玉》は

早いばんご飯も食べて、その上おそいばんご飯も食べているんだ・・


《水玉》 の事はだれにも言わない方がいいって思ったけど


『ねこにっき』 で言っちゃったあ



魔女 「ちょ、ちょっと! 《ジョン ブリアン》、その話本当なの?!」


ぼく 「うん、ほんとうだよ、 ぼく見たもん!」


魔女 「 《水玉》 がおばさんにご飯貰ってたの?!」


ぼく 「うん、人間のごはんみたいの」


魔女 「それは・・ ねこまんまだ」


ぼく 「そういうごはんなの?」


魔女 「知らなかった・・」


ぼく 「それはそうだよ、まじょがまだぐっすりと眠ってる時間だもの」


魔女 「ショックだ!」


ぼく 「およそでご飯もらってたから?」


魔女 「違う、《水玉》 がノラ猫だと思われてる事が!」


ぼく 「その長いお家の門のところで 《ぞうきん》 がうらめしそうに 《水玉》 がご飯食べてるのを見ていたよ」


魔女 「ムムッ・・ 本物のノラを差し置いて・・」


ぼく 「スクープだったでしょ」


魔女 「知り合いが通り魔に襲われた!くらいの大スクープだ!」


ぼく 「すごいんだ!」


魔女 「そりゃ・・ 太るわけだわ・・」


 

ぼくはスクープのごほうびに

〈とさしみずみなとちょくそうやきがつおほたてかいばしらあじ〉


という、ボスが送ってくれたおいしいスニャックをもらった


それは

しっとりジューシー、あまみたっぷり

しんせんそざいで、ねこがよろこぶおいしさだった



(パッケージに書いてある通りに言ってるわ)

                  パッケージを読まされた魔女