猫軍団と子ねこ | まじょねこ日記

まじょねこ日記

魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

涼子


ryouko-2 07719

新しい家族は私と同じ女の子だ


私たちはみんな

優しく迎えたんだけど


この子は攻撃的で・・


みんなに対して

「シャーシャー!! うふぅぁぁぁ~!!」

と威嚇しまくりなんだ



これ以上気分を逆なでしても困るからと

魔女はこの子を猫ハウスの元 《伐》 の部屋に入れようとした



私  「本当にこの部屋でいいの?」


水玉 「そうだよ、魔女の手が 《ユリぼうず》 臭い!というだけでバカ怒りするこの子を、《伐》 の臭いがする部屋になんか入れたら余計に 『シャーシャー!』 怒りまくるんじゃないの?」


私  「 《伐》 は口も臭かったじゃん」


水玉 「口が臭かったのは、今は関係ないんじゃなか?」


私  「そうかしら・・」


魔女 「だって、安全な隠れ場所って言えばここが一番だよ、とりあえず入れてみるね」


私たち 「・・・」


インジゴ 「・・・ねぇ、 部屋の奥に行ってゴロゴロ言い出してるよ」


ジンジン 「本当だ! 部屋の壁までなめてるよ!」


水玉 「どういうことなんだ?!」


私  「私たちの臭いは気に入らないで、《伐》 の臭いは気に入るってわけ?」


水玉 「どういうヤツなんだよ?!」


インジゴ 「それより魔女、名前つけてあげなきゃだめだよ」


魔女 「あ・・ 忘れてた」


ジンジン 「なんで、そういつも肝心なことを忘れるかな・・」


私  「女の子なんだから可愛い名前をつけてあげて! 《インジゴ》 みたいな可愛げのない名前はやめてよ!」


インジゴ 「・・」


魔女 「じゃぁ・・」


私たち 「じゃぁ、なに?音譜


魔女 「・・・ 《アゾ》 で」


私たち 「・・・ なにそれ」


魔女 「 《インジゴ》 で思いついた!」


水玉 「どういう関連の思いつきなんだよ!」


インジゴ 「それ、よくないよ・・」


魔女 「いいの! 決めたの!」



azo07721


驚かさないようにストロボなしで撮ったから見づらいけれど、《伐》 の部屋がことのほかお気に召した 《アゾ》


ジンジンが 《アゾ》 の近くでお腹を丸出しにしてジィッタン、バアッタンしたり、しっぽをパタパタして (これで遊びな、って意味) 〈フレンドリー攻撃〉 をしている


《インジゴ》 は 一生懸命に話かけている

「私が面倒をみてあげるから大丈夫だよ・・」


《水玉》 は 「困った事があったら僕にいいなよ」 と言っている


《ユリぼうず》 は 《アゾ》 のことはどうでもいいみたいで

「《もりやさん》 を探しに行ってもいい?」

なんて事を魔女に言って

「まだ病気がちゃんと治ってないんだからダメよ!」

と、叱られている


《アゾ》 は、《伐》 の部屋の窓から、そんなみんなの様子を見て

また 「ャーシャー!!」 攻撃を繰り返し始めた


ん・・

ん・・・ ところで・・



私  「魔女、《ジョン ブリアン》 がいないよ!」


ジンジン 「そう言えば昼間、向かいのあばあちゃんちの屋根の上でしょんぼりしていた」


インジゴ 「晩ご飯の時もいなかったんじゃない?」


水玉 「それじゃあ、朝から1回も帰って来てないんじゃないか!」



魔女が焦って探しに行ったけど

《ジョン ブリアン》 は見つからなかった・・


私たちは今から 《ジョン ブリアン》 の捜索に向かいます