《伐》はいつだって側にいるよ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

魔女



今日、庭で猫軍団と一緒にご飯を食べた

それから散歩もした

めだかの赤ちゃんすくいもした


《ジョン ブリアン》 が小さな声で聞いた


「ここのお花はなあに?」


魔女 「ここは 《伐》 がこの家に居たっていう印だよ」


ジョン ブリアン 「《伐》 はどうしていないの? 毎日毎日いないよ」


魔女 「 《ジョン ブリアン》、《伐》はもう帰って来ないんだ」


ジョン ブリアン 「・・いやだ」


魔女 「 《伐》 はニャバーランドに行っちゃったんだよ」


ジョン ブリアン 「・・うそだ」


魔女 「嘘じゃないよ・・」


ジョン ブリアン 「どして・・行っちゃたのさ」


魔女 「・・・」


ジョン ブリアン 「おうちにいたくなくなっちゃたの・・ ぼくらがいやだって?  でも 《ばつ》 はぼくとあそんだよ、さんぽの時だって 『おい、《ジョン ブリアン》、そっちにいったら迷子になっちゃうぞ、戻って来い』 ってしんぱいしてくれたよ」


魔女 「 《伐》 だってずっとみんなと一緒に居たかったさ」


ジョン ブリアン 「じゃあ なんでニャバーランドに行っちゃったのさ!」


ジンジン 「 《ジョン ブリアン》、もういいよ・・」


ジョン ブリアン 「やだ!」


ユリぼうず 「もうすぐ僕のお誕生会・・ 《伐》 もニャバーランドから来る」


ジョン ブリアン 「ほんと?」


ユリぼうず 「うん、高級缶詰食べる日だから・・」


インジゴ 「私、時々 《伐》 が見える・・」


水玉 「僕にも見える・・ 《ジョン ブリアン》 の事、心配してるよ」


ジョン ブリアン 「ぼくがわからんちんだから?」


水玉 「そうだよ、わからんちん言って 《伐》 を心配させちゃダメだ」


ジンジン 「 《伐》 はいつだって僕らのそばにいるよ、みんなに見えるんだから 《ジョン ブリアン》 にだって見えるはずだよ」


ジョン ブリアン 「ぼく、わかんないよ・・」


インジゴ 「そのうち、きっとわかるから・・」


ジョン ブリアン 「ほんと?」


インジゴ 「ほんとだよ」 



今日水玉は 《伐》 を探すのをやめて、長い時間お墓の前にいた

《伐》 となにやらお話しをしているみたいだった



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