ジンジン
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今はもう遅い時間で・・
今日は僕が日記を言いたい!
ってもっと早い時間にそう言ったのに
魔女はテレビの【 ミステリーゾーン 】を観てるからだめ、とか
それが終わったからもう一度言ってみたら、次は【 CSI 】を観るんだからとか、なんだかんだ理由をつけて日記を書いてくれなかった
魔女は、また自分のドジを言われると思って書くのをしぶっているんだ・・
僕 「テレビ観終わったんでしょ、早く、日記書いてよ!」
魔女 「だって・・」
僕 「魔女の事は言わないから!」
魔女 「ほんと?」
伐 「どうせ今日もなにかやらかしたんだろ?」
魔女 「なんで分かるの?」
伐 「だってドジしない日なんてないじゃん!」
魔女 「・・・」
伐 「けど、俺らがその事を知らなきゃ書きようがないだろう・・」
僕 「そうだよ、魔女はここのところ昼間はずっといないから、つまり出かけた先でドジやってる訳でしょ。 お外で誰かに迷惑をかけているんでしょ! 魔女はその事を書かれたくなくて僕らに隠しているから書けないじゃん」
魔女 「なるほど・・ なんか・・おまえ達って利口だね」
僕 「そんな事より展覧会はどんなだったか知りたいんだよ」
魔女 「誘導尋問じゃないよね・・」
伐 「やっぱ展覧会でなにかやらかしてる・・」
ジンジン 「ドジ以外の事でいいから!」
魔女 「展覧会ではシウマイ弁当食べた!」
ジンジン 「魔女の事なんか聞いてないっ!!」
伐 「それしか印象ないのかよ・・」
魔女 「魔女の自画像がエイリアンみたいで可愛いって言われた」
伐 「魔女の事なんかどーでもいいんだよ!」
魔女 「・・・ いろんな事があったよ、お客様がいっぱい来てくれて・・ その中に絵を通して素晴らしい家族愛を見たり、信じられない偶然とかあって感動した」
水玉 「もっとわかりやすく言ってよ」
魔女 「言えない・・・」
伐 「なんだよ、それ!」
魔女 「おお、そうだ! 去年の秋それまで絵を習ってたお兄さんが遠くに転勤しちゃったでしょ、そのお兄さんが金沢から展覧会に来てくれるんだって! さっきメールがあった」
僕 「土曜日のお兄さんでしょ、 僕覚えてる!」
水玉 「僕だって覚えてる、 だってアトリエでよくお兄さんのおひざに乗ったもの!」
インジゴ 「この前スキーのお土産も送ってくれたよね」
涼子 「魔女、独り占めして食べてたね!」
伐 「金沢・・はっけー?」
魔女 「違うよ、もっと、もっと遠い金沢。この前地震があった所の近くだよ」
伐 「すげー!」
僕 「楽しみだね!」
魔女 「うん!」