ジンジン
魔女 「 《ジンジン》、昨日の日記の続き・・」
ジョン ブリアン 「まじょ、頭が悪いんじゃないの?大丈夫?」
水玉 「 《ジョン ブリアン》、その言い方は誤解を招くよ!」
僕 「本当に大丈夫? 頭痛い?」
魔女 「今痛いのは、左の鼻の穴の一番奥の小さな入り口の外側」
僕 「言ってる事がさっぱりわかんないんだけど・・」
魔女 「・・・」
とにかく、昨日の続き
僕らは 《水玉》 を先頭に、そしてキッカイな生きものに踏んづけられた 《ジョン ブリアン》 を最後尾に・・・ 一列縦隊でもって
2階に続く階段を抜き足差し足で登って行った
部屋の扉は開いている
誰が先に部屋をのぞくかで、僕らは音をたてずにゴタゴタもめた
その間に 《ユリぼうず》 が無表情でスタスタと部屋の中に入って行った
僕らも3回ぐらい息をしてからそお~っと入ってみた
魔女が窓際に立っていて
足元に何かが倒れていた
それは・・ さっきのカワウソのような・・
ば・・?
《伐》 じゃないかあぁぁぁぁぁぁ~!!!
水玉 「何だよ 《伐》、その格好!!」
インジゴ 「どうしたの?!」
涼子 「・・・ 服、着てるの???」
ジョン ブリアン 「ビャ~ビャビャビャ~ ピャ~!!」
魔女 「大丈夫か? 《伐》!」
伐 「・・・大丈夫じゃない・・」
魔女 「どうした?!」
伐 「脱がして・・」
魔女 「とりあえず写真撮らせて」
ジョン ブリアン 「ピャ~、ピャッピャッピャッピャ~!!」
伐 「笑うなー!
とにかくこれを脱がして・・」
魔女はとりあえず 《伐》 の首に巻かれてあるクッチャクッチャになったハンカチみたいのをほどいた
《伐》 は胸のところに自分の名前が書かれたシャツも着ていたけれど
どんなに暴れたのか知らないが、それはダラダラに伸びきっていて・・
魔女 「さて、《伐》、うちに帰ろうか?」
伐 「俺、家には帰って来たぞ」
魔女 「 《伐》 の家はトミニャガさんちだろ?」
伐 「・・・」
僕 「 《伐》、泣いてるよ・・」
ジョン ブリアン 「かわいそうだよ・・」
魔女 「しようがないな・・」
この後、トミニャガさんがやって来た
例の・・顔だった
魔女が鼻の奥のどっか小さな穴を痛がってるから続きはまた今度ね