水玉
何回か寝た前に書いた事の続きになるんだけど
朝起きるとお庭に置いてあるツナ缶の事
あれから毎朝置いてあるんだ・・
フタの開いたツナ缶が・・
不思議でしょ
魔女が帰って来ない朝も置いてあった
魔女は「食べちゃえば?」って気軽に言うけど・・
人間の世界では、誰だかわかんない人からもらったものは食べちゃダメ!って言われてるんじゃん
そして、それは一個なので僕らの喧嘩の原因となり・・
とりわけ《伐》と《涼子》の熾烈な争いに発展していた
昨日の朝の事・・
二階の窓から外を見ていた僕
僕 「魔女、玄関の前に何か置いてある・・」
伐 「ツナ缶じゃないか!今日は雨だからわざわざ濡れないように玄関に置いてあるぞ」
魔女 「誰が置いてるか分かれば、うちは一個じゃ足りません!って言うんだけどねぇ」
インジゴ 「あさましい・・」
僕 「それにしても、いったい誰が置いて行くんだろうね」
ユリぼうず 「僕は 《伐》 と 《涼子》 の喧嘩を見るのが毎朝楽しみ」
ジョン ブリアン 「あれ、こわいよね・・」
そう、昨日の朝はまだ 《ジョン ブリアン》 はいたんだ。 しかしながら、昨日の夕方から行方不明だった 《ジョン ブリアン》 は本日夕方、無事にヘロヘロ状態で帰宅しました! たった一日の行方不明でもすっかり痩せちゃったみたい。 本猫は初めての冒険談を一生懸命語ろうとしているのだが、本日我が家はツナ缶の話題でもちきりなので、猫一匹として彼の話には聞く耳持たず・・
そして今日
僕 「今日はツナ缶なかったね」
涼子 「それにしても、誰からだかわかんないと気味が悪いわねぇ」
伐 「はぁ~?! おまえがそんな事言えた義理か!我先にがっついて食べてた雌猫があ~」
涼子 「なら、奪ってみなさいよ!」
ジンジン 「魔女~、今ひとり散歩から帰って、家に入ろうとしたら玄関の横のアロエの茂みに何かが引っかかっていたよ」
魔女 「なに! それは食べ物か!」
インジゴ 「あさましい・・」
ジンジン 「違うよ、 紙だった」
魔女 「なんだ・・」
ジンジン 「字が書いてあったよ、なんか昨日からあったような気もする」
魔女 「ちょっと見て来る」
僕ら 「僕らも行く!」
ジョン ブリアン 「まじょ・・ どした?」
魔女 「ム・・ム・・ムム・・・・ウッ、ウウ~・・」
ユリぼうず 「魔女、ニャバーランド行っちゃいそう・・」
僕 「どうしたの?」
魔女 「こ・・れ」
![barentain07215](https://stat.ameba.jp/user_images/c0/f9/10016039659_s.jpg?caw=800)