ユリぼうず
昨日の事だけど
魔女はすごく忙しくて朝から出かけ、お日様がてっぺんの頃帰ってきて・・
それはそうと僕はこのところ、すっかり甘ったれ猫になってしまい
ジンジン 「魔女がやっと帰ってきた!」
僕 「魔女抱っこ!」
魔女 「忙しい! すぐまた出かける。 ゼーゼー 」
僕 「だっこぉ~ 」
魔女 「どぅぁ~めぇぇぇぇぇ~~! 」
魔女はまた直ぐに出かけてしまった
《ジンジン》 が悲しそうな顔で魔女の車を見送っていた
僕はムカついたから 《伐》 をぶった
それからしばらくして
ジンジン 「魔女が帰ってきた!」
僕 「魔女、抱っこ 」
魔女 「今からアトリエ!」
それから魔女は暗くなるくらいまでアトリエで仕事して
僕らに晩ご飯を食べさせて
魔女はおにぎりを食べて
また仕事に出かけた
僕は魔女を待っている間 《ジョン ブリアン》 をいじめたり、《水玉》 をいじめたりした
《伐》 は僕の事を嫌がって外に出て行ってしまった
おっそ~いじかんになって
ジンジン 「魔女が帰ってきた!」
僕 「抱っこ 」
魔女 「やだ!魔女は疲れた」
僕は魔女の隙を狙った
魔女が座った!!
《ジンジン》 が魔女のそばに行こうとしたから蹴散らした
昨日から一時帰宅をしている 《涼子》 が魔女の膝に乗ろうとしたから突き落とした
僕が乗るんだ!!
水玉 「 《ユリぼうず》、いつも思うことなんだけど・・
どうもその形、猫的におかしくないか?」
僕 「そぉ?」
魔女 「いつまでそうやってるつもりなんだ・・
いい加減どいて欲しい・・」
僕 「それはむつかしい・・」