5月の節供飾り『薬玉(くすだま)』 | お香屋・筆もじ屋の真仁堂(まじんどう)店主田中仁美の徒然~愛知県岡崎市より気ままに発信中~

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愛知県岡崎市からお香と筆文字屋の店主が日本のこと、香りのこと着物のこと等々、日々の暮らしの中での楽しいを大切に、気の赴くまま徒然に綴っています。岡崎市/西尾市/刈谷市等西三河や東三河/名古屋市など尾張エリア
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数あるブログから見つけて下さってありがとうございます。

毎度、愛知県岡崎市にあるお香屋・筆もじ屋の創作香房『真仁堂~majindo~』店主の田中仁美です。

 

 

 

五節供の一つである端午の節供に向けて、薬玉(くすだま)作り教室を開催しました。

 

 

 

 

 

 

端午の節供の5月5日は、陰陽説でいうところの「重日(じゅうじつ)」に当たり、陽の数である奇数が重なる日なので、陽の気が強すぎる悪い日であるとされてきました(陽が極まると陰に転じるため)。

 

 

 

日本でなぜ五節供が浸透したかというと、江戸幕府が五節供の日は政治をお休みにしたから。

 

つまり、五節供は元祖祝日なのです。

 

政治をお休みにし、人々が何をしたかというと、 ご先祖様のご供養をしました。

 

そのような背景があり、中国では節目(句切り)の節“句” と書かれたのを、日本では節“供“と書きました。 

 

 

 

また、昔の端午の節供では、蓬や菖蒲といった薬草を摘んだり、そうした薬草や「麝香(じゃこう)」「沈香(じんこう)」「丁子(ちょうじ)」などの香料を袋に詰めて贈る習慣がありました。このとき送った袋のことを「薬玉(くすだま)」と呼びました。

 

 

 

 

 

 

平安時代、貴族の間では、御所に菖蒲の髪飾りをした人々が集まり、蓬や菖蒲を五色の糸で貫いて厄除けとする「薬玉」を天皇から賜りました。

 

 

 

平安時代の宮中の様子を書いた清少納言のエッセイ『枕草子』にそのことについて記されており『源氏物語』や『今昔物語集』などにも「薬玉」の語が見られます。

 

 

そんな薬玉を手作りして、体調を崩しやすい節日を健やかに過ごしましょう。

 

 

 

竹玉を使用した薬玉作り 

 

 

竹や笹には昔から神霊が篭ると考えられており、神聖な植物とされています。

 

 

お正月に玄関に飾る門松にも竹が束ねられており、その家に恵みをもたらす年神様を迎えるための依代(よりしろ)とされています。

 

 

また、地鎮祭では四方に竹を立ててしめ縄を張って結界が作られますが、聖と俗の空間を分ける意味があるそうです。

 

 

今回の薬玉は、そんな神聖な竹で作った竹玉を使用して作ります。

 

 
 

 

 

 

また、殺菌作用のあるハランを施し、魔除けのための五色の組紐で結び留めます。

 

 

日本の伝統では、5月に薬玉を飾り、9月に茱萸嚢(しゅゆのう)と飾り替え、そしてお正月には、しめ縄と同じように「魔を通さない」飾り結びを施した訶梨勒(かりろく)を飾ります。

 

 

 

昔の人も、今と同じく「疫病」を大変恐れていました。その為、薬玉も茱萸嚢も訶梨勒も、中には疫病除けの生薬が入っています。

 

 

端午の節供は、薬玉を作り飾って、体調を崩しやすい節日を健やかにお過ごしいただけたらと思います。

 

 

 

 

 

今日も幸せありがとうございます✨

 

 

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どうぞよしなに照れ

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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