遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


外来は不思議なもので同じ疾患の方が続くことがよくあります。

先日肩の痛みで来られた方が2連続で受診。

肩も痛みは千差万別なのですがたまたま全く同じ場所が痛い方でした。

共通すするのはお二人とも重たいものを沢山持ったそうです。


1人目の方のエコー



水が溜まり腕が動かないくらい痛がっておられました。

2人目の方のエコー


いずれも上腕二頭筋(力こぶの筋肉)の周りに水が溜まり炎症を起こしています。

ここで正常な解剖を見てみましょう。



(科研製薬様より抜粋)
この2人の方に共通するのは肩甲下滑液包に水がたまり炎症を起こしているということです。
2人目の方はそれに加え長頭腱滑液包にも水が溜まっています。

肩の前側が痛くなりやすいのは解剖学的に理由があります。


まず長頭腱は丸で囲まれた部位で骨の谷間をスライドする筋肉のため骨に擦れて炎症を起こしやすいです。
さらにその横の短頭腱と比べて腱が直角に走行しています。
つまり人間が力こぶを使って作業すると筋肉はこの部位で滑車のようなベクトルで力が働くためここが擦れて炎症しやすいのです。
このふたつの理由から前側が痛くなることが多く私はいつもこの部位は神様がちょっと設計ミスしちゃったところだから痛くなりやすい場所なんですよと患者さんに説明していますえー

お二人とも水を抜いて注射したところ疼痛かなり楽になったためあとは安静と内服で様子見るようにお話しました。

真島医院では日常の様々な疾患の治療を行っています。皆さんもなにかお困りの事があればご相談ください。