基本的に、一度演じた役(おおよその年齢を明記されている役はとくに)は1〜2年の間に再演されなければもう演じられないものと思ってやっています。

しかし幸運にも今回、6年経って同じ役での再演の機会に恵まれました。
だからこそ、さすがに今度こそは無理じゃないかな…っていう役との別れの予感みたいなものが自分にまとわりついています。

人間も役もそうだけど、共に過ごした時間が長ければそれだけ思い入れが強くなるから、供養の意味も込めて、大好きな明神理桜子ちゃん(※先日出演させていただいた、たすいち「キズツクキカイ」で自分が演じた登場人物)に関わる自分なりに考えた裏設定を書いておこうと思います。

普段は役の裏設定とか逐一書き残しておかないんですけども、とても創造の余地のあるキャラクターであるということと、自分自身が人の書いた役の裏設定を読むのが結構好きってことに気づいたので今回はやってみます!

これまでは次の新しい役で自分を塗り替えることで気持ちが切り替わって公演ロスが軽減されていた部分もあるんだと思うんだけど、感染症対策の影響で暫くは演劇もこれまでのようにハイペースにはできないだろうから、自分自身が自分の中に残った役の魂みたいなものを持て余してしまっているという側面も強いかもしれません。

以下に綴る裏設定は公式の見解ではなく、あくまでも役者間で作られたつじつま合わせのようなものです。
とりとめのない文ですが、こんなこと考えてたのか〜。と、少しでもお楽しみいただければ幸いです🙇‍♀️


【明神家について】
神社の経営・管理をしており、おもな収入はお祓い、結婚式、お守りなどの物品販売、国からの助成金など。場所は高尾山あたりの山の中を想定。
理桜子はふだん家の手伝いをして過ごしている。
神社の裏に家がある設定で、こっくりさんはもともとこの神社の敷地の一角に祀られていた稲荷様。

陰陽師家系であることがバレないように外部の人間との接触を必要以上に行わないため、家族間の結束は強い。
しかし、人目を避けすぎて不審に思われても困るので、祭りや盆踊り等のイベント時には積極的に地域貢献し自治会にも入っている。
理桜子は自治会と家族の窓口として置かれており、若手メンバーとしてよく地域の行事に駆り出されている。
そんな地域の祭りの屋台でわたあめ作ってるところに昂太が偵察に来て出会う。
理桜子ちゃんはヤンキー気質だが根は乙女なのでアラサーなのに矢沢あいの少女漫画のような恋愛に憧れており、祭りで出会うというロマンチック展開に一発KOしてしまう(これも昂太の策略)

なお、初演版は山の麓の和菓子屋で、来客用の菓子を買いに来ているさいに出会った設定(初演太は和菓子好きで、趣味で和菓子屋巡りブログを書いているという謎の設定があった)

【理桜子と家族】
理桜子は明神家の第一子として生まれめちゃくちゃ溺愛される。陰陽師としての力は中の上くらい。
小学生くらいまで自分が陰陽師を継ぎ次期当主になると疑わず修行も自主的にやっていたが、「女は継がなくて良い。創に継いでもらう」と言われショックを受ける。男でしかも出来の良い弟の創にコンプレックスを抱え中学生〜高校生くらいまで若干グレて、門限を破り友人宅を泊まり歩き原付を乗り回す生活になる。
創が悪いわけではないことは分かっていたのでただ単に家にいづらかっただけだが、理桜子の口の悪さとお父さんの束縛はこの頃から悪化。
姉の気持ちを察していた創との関係は悪くなることはなく、思春期をとっくに過ぎた今は陰陽師を継がなくてはいけない側の苦労を察しつつ、優しく頼れる自慢の弟と思っている。
唱のことは放っておけず何かと世話を焼いてお姉ちゃん風を吹かせる。紀里にはすっかりナメられている(遊ばれている)。

仲の良い妖怪はけらけら女。反応が面白いため懐かれている(遊ばれている)。

【昂太と理桜子】
全てを見透かし先回りするスパダリ兵馬昂太は少女漫画脳の理桜子にとって理想的な王子様。
もともとはデニムやスウェットやサンダルなどラフな格好ばかりの理桜子だったが、昂太に釣り合う女性になるべくワンピースを着てデートに行ってみたりと頑張ってお洒落をしていた。(っら〜😢)

尚、再演の劇中で身につけていたネックレスは昂太から貰ったものという設定。

初演時は、昂太は理桜子を傷つけることが分かっていたのでなるべく思い出すことのないように、そして、追跡を受けた場合の痕跡を残さないために形の残るプレゼントはあげなかったかもねという話でまとまっていたので、このプレゼント設定のありなしは自分にとって結構影響がありました。



共演者の、たすいち劇団員・永渕沙弥ちゃんが皆に似顔絵とメッセージくれたので自慢しちゃう😭

最後に、キズツクキカイの作品とか登場人物っぽいなーと思った曲を公演期間中に何曲か見つけたので皆様のイメージとの相違はあると思いますが載せておきます。
皆様からのお勧め曲がございましたらぜひ教えてほしいです!☺️✨
キズツクキカイにはなんか夏の終わりのイメージがあります。

・ただ君に晴れ/ヨルシカ(唱)
・マイノリティ脈絡/ずっと真夜中でいいのに。(創)
・プラネタリウム/大塚愛(理桜子)
・ハルジオン/ヨアソビ(理桜子)
・ロマンスがありあまる/ゲスの極み乙女(昂太)
・ノーダウト/official髭男dism(昂太)
・ゆめうつつ/DAOKO(キョーコ)
・お勉強しといてよ/ずっと真夜中でいいのに。(キョーコ)

・拝啓グッバイさようなら/DAOKO
・Y☆KAI WATCH/DOTAMA
↑○バニャン好きのDOTAMAさんが作ったまんま妖怪ウ○ッチモチーフの曲(公式テーマソングとかではないのがウケる)なんですが、キズツクキカイも舞台版妖怪○ォッチみたいなところあるから入れときます。妖怪のせいです。

今回も死ぬほど長いブログになってしまいました。自分が怖いです。笑

早くロスから立ち直りたいので、感染症対策をしっかりやってくださる団体さんからの楽しそうなオファーはいつでもお待ちしております😂❣️

自分も抱えていたいくつかの公演や企画が中止になり、この状況で団体が企画を全うすることの難しさや大変さは多少理解しているつもりです。
体力面でも資金面でも、しっかりやればやるほど負担が多いだろうなあと思っております。それでも、お芝居したいなあ。楽しいことがしたいなという気持ちが募るばかりです。
公演に限らず、配信やイベントなどもぜひ一度お声がけいただけたら嬉しいですし、お客様からのリクエストも大変助かります!!

それでは、長文ブログをご拝読いただきありがとうございました。

成仏!!!!👻