マジだみの大学3年娘ミニだみが

受験生だったのは6年前、

中学3年生の高校受験時で

 

ミニだみがMARCH大学付属高校に

進学して以来

マジだみ家族は

受験とは縁遠い日々を送っています。

 

しかし、ここのブロガーさん達が綴る

お子さんの受験日記を読ませてもらったり

おすすめYouTube動画にあがってくる

受験情報を眺めていましたら

 

マジだみはいつの間にか

大学受験の耳年増になっていました。

 

 

そんなマジだみに目を付けたのが

人生上手く渡り歩いている

3つ年下のマジだみの妹です。

※マジだみと妹とは、絵に描いたような

長女次女の関係です。

 

妹は昔から

子どもの受験にはあまり関心がないようで

 

さりとて受験には費用が掛かりますから

出願や進学手続きなど

最低限の情報は確保しているようですが

 

肝心の子どもの進学先や

学部学科の話になると

てんでダメでして

 

先月も妹の息子(マジだみの甥の甥だみ)の

進学相談を持ち掛けてきました。

↓↓↓その時のお話です。

 

 

 

 

甥だみは

理系の進路を取っていますが

 

福岡の田舎にある

偏差値50の公立高校に通っているのと

甥だみ自身

そんなに勉強熱心には見えないので

 

九州大学のような

難関大学を目指すのではなく

無難に地元私立大学の土木工学部の

一般受験することを

マジだみは勧めました。

 

 

というわけで

甥だみの進路のアドバイスはしたし

これでお役御免、と

マジだみは決め込んでいたのですが

 

残念ながら

相手は変わり者マジだみの妹、

また変な相談を

持ちかけてきたのでありました。

 

 

先日、妹から

お中元のステーキが届きました。

 

マジだみは

そのようなやり取りが面倒なので

いつも固辞しているのですが

それでも妹は毎年お中元の

お菓子を贈ってきます。

 

ここらへんが妹の世渡り上手の

所以なのでありましょうが

 

マジだみは何だかんだと

ちょくちょく妹の世話をしていて

 

去年からは妹の娘である姪だみを

預かり

姪だみがWEBデザイナーになる為の

専門学校の学費も

マジだみが出していますので

 

お菓子がステーキに変わった

豪華なお中元を

マジだみは有難く頂きました。

 

 

頂き物をしたら速攻で電話でのお礼

というマナー通り、

ステーキが届いた日の夜

マジだみは妹に電話を掛けました。

 

たまたまその日は

マジだみのタヌキ亭主も

自宅にいたので

LINEのビデオ通話を使い

妹とマジだみとタヌキ亭主3人で

お互いの近況報告をします。

 

 

。。。あ、そうそう

息子の進路でさ~、また

おねーちゃんに相談しようと

思っとったっちゃん。

 

おもむろに妹が切り出した

相談事とは

甥だみの担任の先生からの

指定校推薦のお声がけのことでした。

 

妹と甥だみは、とりあえず

マジだみの勧めた私立大学の

もう一つ上の偏差値の私立大学理系学部の

指定校推薦を狙うことにしたようです。

 

 

指定校推薦を狙うなら高1から頑張る、

というのが受験セオリーなので

高3の夏に指定校推薦を考え始めることは

あまりにも遅すぎますし

 

もしダメだったら

総合型推薦や一般受験にするか~、

という妹達の考え方も

受験リテラシーの高い方々から

お𠮟りを受けそうな

なんともぬるい考え方ですが

 

なんせ偏差値50の公立高校、

周りの生徒もそのような感じなので
妹も甥だみも

特に焦る様子もありません。

 

 

だいたいこのパターンの大学受験生は

結局、微妙な大学に行って

遊びに来ているのか

友達に会いに来ているのかわからない

大学生活を送り

 

就職先も

高卒の人の方が上なんじゃないか?と

思われるような微妙な会社に入るか

フリーターになるか、というのが

定石だと思うのですが

 

さすが世渡り上手な妹の息子、

 

受験の神様が何を血迷ったのか

銀のしずくを甥だみの手のひらに

ポトリと落としてきました。

 

 

。。。いや、実はさぁ、

担任の先生から言われたのは

地元私立大学の指定校推薦

じゃなくて

 

関西大学理系学部の

指定校推薦を受けないか?っていう

お誘いだったんだよね。。。

 

と、妹が恥ずかしそうに

頭を掻いています。

 

 

。。。。。。。。

。。。。。。。。

 

!!!!!!!(マジだみとタヌキ)

 

 

え?関西大学って

あの関関同立の関西大学??

マジだみとタヌキは

言葉を失いました。

 

。。。えっと、甥だみの高校って

関西大学の指定校推薦があったの?

 

マジだみが焦りながら尋ねると

うん、そうみたい、と

妹は何とも間抜けな応えで

苦笑いしています。

 

いやでもさ、普通、

関西大学の指定校があるなら

他の生徒さんたちがもうとっくに

獲得してるんじゃないの?

マジだみが突っ込むと

 

さぁ。。。うちもようわからん。

先生がお誘いしてきたくらいだから

余ってたんやないかな、と

妹は呟いています。

 

関西大学の指定校が余っているなんて

んな馬鹿な!と言いかけて

マジだみは止めました。

 

甥だみの高校は

普通の高校じゃなかった。。。

 

 

ところでさ、と妹が真顔で

関西大学ってどのくらいのレベルなん?と

聞いてきます。

 

アンタそんなことも知らないの?

 

マジだみは呆れていると

まぁ、福岡で関西大学って言っても

みんなピンとこないでしょ、と

タヌキ亭主が苦笑いしています。

 

あのねぇ、とマジだみはため息を付き

 

関西大学って言ったら

関西の難関私立大学のひとつで

最近は同志社のレベルが

上がってきてるんだけど

大阪人は「関西大学が一番!」っていう

感覚らしいよ、と

マジだみの知る受験情報を披露すると

 

妹は「へぇ~」と目を丸くして

うわ、マジでどうしよう〜、と

頭を抱えています。

 

妹の話によると

担任の先生からは

関西大学の指定校推薦を取るか

妹たちの当初の願いである

地元私立大学の指定校推薦を取るか

8月末までに回答してほしい

とのことでした。

 

※地元私立大学のレベルは

日東駒専の少し下のレベルです。

 

 

それはまた極端な選択肢だわ。。。

マジだみは言葉を詰まらせました。

 

関西大学はいい大学だと思うけど

甥だみ君の理系科目の実力が

どんなレベルかによるねぇ、と

国立理系前期後期どっちも獲得した

タヌキ亭主も困った顔をしています。

 

妹も苦笑いしながら

 

数学はまぁマシかもしれんけど

物理はちょっと厳しいんやないかな〜。。

妹はため息を付きました。

 

 

 

これが

偏差値60くらいの高校に通う生徒なら

迷うことなく関西大学一択だけど

甥だみはそうじゃないからなぁ。

 

甥だみだと

下手に関西大学に行かせたら

留年に次ぐ留年で中退になる可能性が高い。

 

しかも一人暮らしになるから

掛かる費用は1200万円くらいは

考えなきゃだし。。。

 

長男には借金してでもお金を掛けるべし、

というのが九州の文化ではあるのですが

今回のことは

ギャンブルみたいな賭けになります。

 

 

そんなワケで

妹とマジだみとタヌキ亭主の3人で

唸っていた所に

妹の旦那が帰宅してきました。

 

おー!おねーさん、おにーさん!

お久しぶりっす〜!お元気っすかぁ?

貫禄のついた義弟は

大声で気持ちよく挨拶します。

 

相変わらず、声でけーなぁ。

 

マジだみが笑いながら

これまでの妹とのやり取りを話し

 

いやそれにしても甥だみさ、

すごい棚ぼた状態になったよね~、

さすが義弟君の息子だよ!と

マジだみがお世辞をいうと

 

あ、俺も息子も

ノリとコミュ力だけで生きてますんで!と

丸くなった笑顔を

てらてらと光らせています。

 

甥だみはともかく

実際のところ

義弟のコミュ力の高さは天下一品で

義弟は過去に事業に失敗したものの

転職した外食企業の

カスタマーサービス部門にて

高い評価を得ているようで

 

自分の天職に出会えたと

仕事を頑張っているようです。

 

ただ、一年前に

脳梗塞を患っているので

義弟には健康不安が

常に付きまとっているようでした。

 

 

妹以上に受験事情に疎い義弟は

関西大学のレベルの高さに驚き

息子がそんな大学に行けるのかと

嬉しそうにしていましたが

 

進学に掛かる金額の大きさに

息をのんでいます。

 

 

ただ、このまま

何もしないわけにはいかないので

まずは甥だみの意思を

慎重に確認するのと

 

関西大学のオープンキャンパスに

参加してから

答えを出そうという事になりました。

 

 

それにしても

欲しいところの人にはやってこず

欲しがっていないところには

いきなり降ってくる指定校推薦。。。

 

良いか悪いかは別として

人生何が起こるのか

わからないものですね。

 

 

今日もくさくてゴメンなさい。イヒ