今日はバレンタイン。ちょっと早いけど、相方とは土曜日に会えたから、顔を見て渡したくて準備しておいた。

 

準備といっても、たいしたことはしていない。高級チョコを買うでもなく、かといって手作りするでもなく。


相方と付き合いだした頃は、なんとしてでも自分で作らねば!!ぐらいに思っていた。できないのに(相手は迷惑)


私の中にずっとあった「女だからこうでなければならない」という思い込み。それは、子どもの頃に言われ続けた、女の子なんだからこうでなければならないとか、女の子なんだからもっとちゃんとしなさい、みたいな言われ方が影響しているのかもしれない。いまさらながら、なんてこったいである。

 

子どもの頃は、畳一枚分のチョコレートを一人で食べてみたいという夢があった。お菓子の家に住むこと、扉は分厚いチョコレートがいいか、部屋の電気のスイッチはカラフルなマーブルチョコ、ドアノブはどうしようか、鍵はベッコウ飴?それからえーと、、、


そんな話を、微笑みながら聞いてくれて、ここはこれにしたら面白いんちがうかってノッてきてくれる相方が有難い。

 

「男とか女とか関係なく、あげたい方があげればいい」と言う考えの相方に、ちょっとビックリした私だった。

 

今年のバレンタインは、買い物に行った時に、ふと睡眠の質を上げるチョコというのが目に止まった。寝てもなかなか疲れがとれなくなってきた年には勝てん、なんて言っていた相方を思い出した。


笑いも込めて、プレゼントしたいなって感じて、ちょっとしょっぱい煎餅系も添えて甘じょっぱいバレンタインを過ごしてもらうことに決めた。

 

そして、こういうのは渡すタイミングが肝心なのだが勢い余ってしまった。


え?こんなところで今渡す?!


いや~忘れるから

思いついた時に渡しとこうと思って…


じゃあ俺も…ハイ♡


爆笑しながら、鞄からチョコを出してきてくれた。お互い渡したかった令和6年。しかも歩いてる途中の道端で、あ!!って思い出したのだ。ムードもへったくれもあったもんじゃない。


相方は、私がこれから探しに行こうと思っていたチロルチョコの最新作を持ってきてくれた。うわあぁぁぁあ♡そんな私の顔を見て、相方は嬉しそうだった。

 

こうでなければいけないっていう凝り固まった脳みそを、彼は破壊しに来たのかもしれない。しらんけど。

 

3月14日のホワイトデーは、板チョコのホワイトチョコを半分こして一緒に食べながら笑いあえたらいいなぁって思う。