うちの氏神さんは、町中にポツンとある、小さな神社だ。最寄り駅のすぐ側なので立地条件はとても良いと思う。


普段は、そんなに参拝客でごった返すなんてこともない静かな場所なのだが、初詣となると、どっからこんなに人が出てきたの!?こんなに住んでる人いたんだ!!って思うぐらいに、本殿に向かって一本の長蛇の列ができる。


なので初詣は、違うところに行って「あ、氏神さんも行っとかな、、、」って思い立った時に行くようになった。


氏神さんに行くと、いつも大きな木と話をする。御神木ってやつだろうか。話しかけると、螺旋を描くように、ソフトクリームを作るみたいな感じでワサワサと揺れて返事をしてくれるような気がしている


たくさんの植木鉢に植えられた梅が、今年も綺麗に咲き始めていた。遠くに行かなくても、近所にこんなに梅がたくさんあったじゃないかと気づく令和6年。


花も木も、健気に静かにそこに居る。



桃色の梅の花を咲かせる木から、なぜか白色の花が咲いている。紅白歌合戦的共存共栄だなぁと思った。