新年明けましておめでとうございます!
いきなりですが(笑)、「記憶」というのは、脳のどこを探しても、保管されていないそうです。つまり、大脳皮質、脳幹、どこを探しても、細胞レベルで記憶を保管している場所が無いそうなのです。
以前ディーパック・チョプラ氏が、講演会で「人はどこから生まれ、死んだらどこに行くのですか?」という質問を受け、次のような回答をされていました。
ディーパック氏:「あなたは、昨晩、何を食べましたか?」
参加者:「サラダです。」
ディーパック氏:「実は、その、サラダという記憶は、脳のどこにも記録されていません。脳の外にあるのです。従って、あなたが、『サラダ』という情報を引っ張ってきたところ、そこが、人が生まれくる、そして死んだら行く場所なのです。」
また、「意識(Consciousness)」も、脳とは別に存在しています。
大腸菌性髄膜炎によって、大脳新皮質を侵された状態で、あちら側の世界を体験された脳神経外科医のエベン・アレキサンダー博士の臨死体験がそれを証明しています。大脳新皮質は、言語や認識を司るところ。もしも「意識」が脳に由来するならば、アレキサンダー博士の意識は、臨死体験をできていないはずなのです。
もう一つ、この世で不思議なものは、「空間」です。
この「空間」というのは、本当に空(からっぽ)の間(ま)なのでしょうか?
私たちの宇宙の中で、いわゆる物質(=原子)は、わずか約5%(4.9%)であると言われています。
それ以外(約95%)は、まだ解明されていないもの(近代物理学では、ダークマターや、ダークエネルギーと言われています)によって構成されていると言われています。何かあるはずなんだけど、光に反応しないため、認識ができない。
従って、今の私たちには、「空間」ということになります。
しかしながら、いわゆる物質と言われている「原子」も、実際には、その大部分は「空間」なのです。
どういうことかと言いますと、、、
原子の質量は、そのほとんどが、原子の中の、原子核の中の、小さな小さな「陽子」からきているのです。
原子の大部分(99.999%以上)は「空間」なのです。
まず、原子の中には「原子核」があります。
原子核の大きさですが、原子の直径を東京ドームの大きさまで拡大すると、原子核の直径は一円玉相当だそうです。
つまり、とーっても小さい。
原子の中の、原子核以外の部分というのは、電子が飛び回る「空間」(物理用語では「電子雲」)なのです。
従って、原子の質量というのは、ほとんどが、原子核であるということになります。
次に、そのとーっても小さな原子核ですが、その中には、「陽子」があります。
原子核の中の、陽子以外の部分というのは、陽子同士をつなぎとめる力(近代物理用語では「ストロング・フォース」)があるだけです。つまり「空間」ということになります。
つまり、私たちが物質と呼んでいる「原子」は、その質量のほとんどが、その中にある、小さい小さい素粒子である「陽子」ということなります。そして、それ以外(99.999%以上)は、「空間」ということになります。
「陽子」は原子核よりも、更に小さいです。
では、陽子の大きさとは、どれくらいでしょうか?
もしも原子の大きさを、バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂の大きさ(直径約42m)に拡大したならば、陽子の大きさというのは、サン・ピエトロ大聖堂の中心に立つ人間が、手に持った「針」の大きさであるとのことです。
人間の身体は約100兆個(60兆個という人もいたり、100兆個という人もいたり)の細胞によって構成されており、また、一つ一つの細胞は、約100兆個の原子によって構成されています。
つまり、人間の身体は、約100兆x100兆個の原子からなっています。
しかしながら、その原子の大部分(99.999%以上)は「空間」なのです。
実際には、人間の身体の質量というのは、100兆 x 100兆個の原子の中の、小さな小さな小さな小さな陽子からなっている、ということになります。
つまり、人間の身体の大部分は「空間」なのです。
では、この「空間」というのは、本当に「空」(からっぽ)の「間」(ま)なのでしょうか?
明日のブログに続きます。