日本人としての美意識が花ひらく
「和文化で暮らしを彩る」案内人
よしおかりえこです。
ゴールデンウィークもはじまり、
本日は「昭和の日」の祝日。
私はバリバリに昭和の人。
4月29日の名前がころころ変わり、
いまだに覚えられないひとりですw
(バリバリという言葉がすでに昭和、笑)
天皇誕生日→みどりの日→昭和の日
いつのまにか、
名前が変わっていたことに
カレンダーを見て気づく私。
何にせよ、
お仕事休みなのはうれしい限りです。
今日はこのあとの連休の過ごし方に
参考となる情報をお伝えしますね。
季節を楽しむ陶器市めぐり
春の光に包まれるこの季節。
ゴールデンウィークは、
どこかへ出かけたくなる気持ちを
そっと後押ししてくれます。
そんなとき、ぜひ訪れてみたいのが
「陶器市」。
全国の焼き物の里では、
ゴールデンウィークに合わせて陶器市が開かれ、
窯元や作家が手がけたさまざまな器たちと
出会える特別な機会が広がっています。
普段は静かな町も、
この時期だけは活気に満ち、
屋台が並び、
器を手に取りながらの散策は
まるで宝探しのよう。
新緑の香りに包まれながら、
自分だけのお気に入りの一品を探す時間は、
日常を豊かにしてくれる小さな冒険です。
気軽なアウトレット品から、
作家の新作、
古くから受け継がれてきた名品まで。
器一つひとつに込められた
思いや技術にふれるたびに、
日々の食卓にも新たな彩りが加わっていく──
そんな楽しみが、
陶器市には満ちています。
今年のゴールデンウィーク、
もし旅先に迷ったなら、
焼き物の里を訪れるプランを
加えてみるのも素敵かもしれません。
ここで、
2025年のゴールデンウィークに開催される
主な陶器市をご紹介しますね。
2025年GW陶器市開催情報
1. 有田陶器市(佐賀県有田町)
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開催期間:
4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)
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開催場所:
有田町内の国道沿いを中心としたエリア
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特徴:
400年の歴史を持つ有田焼の本場。
約400店舗が並び、
日常使いから美術品クラスまで
幅広い器が揃います。
https://www.arita-toukiichi.or.jp/
2. 益子春の陶器市(栃木県益子町)
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開催期間:
4月29日(火・祝)~5月6日(火・祝)
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開催場所:
城内坂通りや陶芸美術館周辺など
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特徴:
益子焼ならではの
素朴で温かみある器が勢ぞろい。
若手作家との出会いも楽しめる
大規模な陶器市です。
https://toukiichi.mashiko-db.net/
3. 土岐美濃焼まつり(岐阜県土岐市)
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開催期間:
5月3日(土・祝)~5月5日(月・祝)
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開催場所:織部ヒルズ周辺
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特徴:
プロも買い付けに訪れる美濃焼の本場。
アウトレット品も豊富でまとめ買いにも最適。
https://toki-minoyaki-matsuri.oribe-hills.com/
4. 笠間の陶炎祭(茨城県笠間市)
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開催期間:
4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)
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開催場所:
笠間芸術の森公園イベント広場
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特徴:
個性豊かな笠間焼の作家たちが
一堂に集まるお祭り。
器だけでなく、
アート作品やグルメも充実した
フェスティバルのような雰囲気です。
https://www.himatsuri.net/
5. 信楽作家市(滋賀県甲賀市信楽町)
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開催期間:
5月2日(金)~5月5日(月・祝)
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開催場所:県立陶芸の森
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特徴:
信楽焼のふるさとで開かれる陶器市。
ぽってりとした温かみのある器が多く、
ワークショップも楽しめます。
https://www.shigaraki-sakkaichi.com/
6. 波佐見焼陶器まつり(長崎県波佐見町)
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開催期間:
4月29日(火・祝)~5月5日(月・祝)
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開催場所:
やきもの公園広場
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特徴:
現代のライフスタイルに馴染む
デザインが人気の波佐見焼。
シンプルで洗練された器たちが並び、
特別価格で購入できるチャンスです。
https://hasamitoukimatsuri.com/
私のおすすめ「丹波焼の里・春ものがたり」
そして個人的な楽しみとして、
毎年欠かさず訪れているのが、
兵庫県・丹波篠山市で開かれる
「丹波焼の里 春ものがたり」。
https://tanbayaki.com/
今年は5月3日(土・祝)~5日(月・祝)
に開催される予定です。
丹波焼の窯元約50軒が参加し、
それぞれの工房を開放して、
訪れる人を迎えてくれるこの催し。
通常はなかなか見ることのできない
窯元の作業場を見学できたり、
作り手と直接お話しできたりと、
器好きにはたまらない3日間です。
この時期だけの限定作品や
お得なアウトレット商品が並ぶ窯元もあり、
丹波焼ならではの
素朴で力強い器たちとの出会いを楽しめます。
また、地元の美味しいものを味わえる
「トチノキマルシェ」や、
スタンプラリーなども開催され、
春の里山を五感で満喫できるのも魅力。
春の陽ざしと
山々の新緑に包まれた丹波の里で、
のんびりと器めぐりを楽しむ──
そんな心温まる時間が、
小さな豊かさをもたらしてくれます。
ゴールデンウィークのひととき、
器を通して出会う
「手仕事のぬくもり」や「土地の空気」は、
心にそっと残る特別な旅になるはず。
ふだんの日々を
少しだけ豊かにしてくれる器を探しに、
今年は焼き物の里へ出かけてみませんか?