ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

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世田谷・田園調布
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ピンク薔薇ピンク薔薇ピンク薔薇

 

 

  地直しの話 再び。

 

 

地の目と生地(地直し)については

 

公式LINEでもメルマガの返信でも

 

とてもご質問が多いので、ご質問に答えつつ書きたいと思います。

 

 

地の目が大切って、ほんとうによく言われているし、

 

大事そうだとはわかるけれど、ピンとこない

 

という方も多いのかな、、、と思います。

 

 

地の目を通すには、まずは生地を整える=地直しが必要になってきます。

 

地直しはソーイングを始める前の大切な下準備となります。

 

アトリエでは、レッスンを受けてくださる生徒さん、

 

ほとんどの方がびっくりされるほど、正確に地の目を取ります。

 

そして、仕上がりが見違えるのでそれもまた驚かれることの一つです。

 

 

この本当に基礎の部分は、この作業を大切にされている先生に

 

直に習われるといいと思います。

 

ここは、独学ではビフォーアフターがわかりにくいところです。

 

が、確実に仕上がりがかわってきます。

 

 

 

ピンク薔薇 地直しの意味

 

 

生地は、生地を作る過程でどうしてもゆがみが生じてしまいます。

 

その程度は生地の種類によって異なります。

 

ゆがんだまま裁断して縫い合わせると、

 

シルエットがきれいに出なかったり、

 

なにより、洗濯を重ねると縮みや型くずれの原因になります。

 

すこしでも美しく、少しでも長く着るために

 

布目を整えて、ゆがみを戻すという作業が「地直し」です。

 

 

 

特に、短繊維をコットン、麻、ウール(毛)といったものは

 

昔から言われてきた通り、縮みやすく整反が欠かせません。

 

今は、技術が進んだことや化学繊維との混紡技術のおかげなどで

 

昔よりも縮み率は低いですが、縮まないわけではないので。

 

 

 

ピンク薔薇 ソーイング本はなぜ??

 

地直しが重要だと感じないことのひとつとして

 

ご質問の前書きに以下のように書いてくださった方がいらして

 

「ソーイング本では、さほど重要とは思えないページの割き方だと感じ」。。。

 

こういったところにあるのかもしれません。

 

 

そうです。

 

ほとんどのソーイング本では、地直し作業については割愛されています。

 

少しでも多くのパターンや作り方をお届けしたいと思えば

 

限られたページ数では、多くは割けないのかもしれないですね。

 

本の中では、ソーイングにとって重要なところを書くというよりは

 

読者がより知りたいところ、興味を持っているところに

 

フォーカスしているということだと思います。

 

 

ピンク薔薇 地直しとは。。。

 

基本的には天然繊維には地直しが必要です。

 

そして、繊維ごとに適した方法があります。

 

麻やコットンは、水通しが必要です。

 

ウールはまた別の方法です。

 

 

麻・コットンの地直し=水通し

生地をふっくらと畳んで、たっぷりの水に浸します。

 

コットンだと1時間、朝だと3時間くらいが目安ですが

 

畳んだ奥の方まで水が浸透しているか確認して、

 

生地全体が十分に水に浸したら、軽く絞ります。

生地の上から手のひらを使ってぎゅっと押す程度でいいと思います。

もう少し、水気を取りたいと思う方は

たたんだままの状態で洗濯ネットにいれて

洗濯機で脱水します。

この時も、10~20秒くらいを目安に。

そして布を広げて陰干しをします。

水の重みで、生地の糸が伸びるくらいだといいですね。

生乾きの状態で取り込み、アイロンをかけて布目を整えます。

この時、タテ地・ヨコ地に沿って、

布の糸がまっすぐになるように意識しながら

アイロンをかけると歪みが整ってきます。

 

 

ウールの地直し

 

基本的には水洗いをしない素材のため、綿や麻とは地直しの仕方が異なります。

 

生地の裏から、まんべんなくたっぷりと霧を吹きます。

 

生地をたたんでポリ袋などに入れて密封します。

 

水分が生地の中に浸透するまで置いておきます。

 

私は、一晩おいてしまうことが多いです。

 

そして、ポリ袋から取り出して

 

布目を整えながら、生地の裏からドライアイロンをかけます。

 

この時も地の目を意識してアイロンをかけてくださいね。

 

 

 

この作業が、美しいものつくりへの最初の1歩。

そして、地の目を整えることにつながってきます。

 

 


 

 

ピンク薔薇​​​​​​​ 販売している生地について

 

「出回っている生地は縮みや歪みを抑える加工をしてあるものなのですか?」

 

というご質問について。

 

最新の生地情報がわからないので、正解かどうかわからないのですが、

 

「縮みやゆがみを抑える加工」は、

 

少なくとも、私のお取引先の生地問屋さんでは

 

生地を出荷するときにはされていないと思います。

 

 

私がアパレルで仕事をしているときには、

 

生地によって縮んだりするものは、

 

縫製工場で加工していただくか

 

縫製工場に送る前に、加工業者で処理してもらう。

 

といったところでした。

 

 

そして、生地のゆがみについては

 

生地屋さんでの保管状況も関係します。

 

巻きになったまま、立てかけている状態であれば

 

間違いなく、ゆがみMaxです。

 

生地屋さんでの陳列で、生地が縦になっていれば、

 

ゆがみやすいと思います。

 

よく、生地端に斜めにしわが入っているものがありますが、

 

あれがゆがみです。

 

 

そして、良い生地の見分け方。

 

そもそもどんな生地が良い生地か、、、ということもありますが

 

まずは、生地にゆがみがないかどうか。

 

 

ということですね。

 

 

あとは、高い生地をたくさん見ることをおすすめします。

 

インポートの生地屋さんなど、買わなくてもいいので

 

いろいろ見てみるといいと思います。

 

高い生地は、保管状況もよいので、

 

組織の整った生地が多いんです。

 

 

クローバークローバークローバー

 

 

ということで、地直し、ちょっとめんどくさいと感じても

 

ぜひ、試してみてくださいね。

 

 

 

 

「クチュリエールへの道 アイテム別基礎講座」

 

スカート編は本日中で締め切りとさせていただきます。

 

 

 

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クローバークローバークローバー

 

 

本日もお読みくださり

ありがとうございました

 

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