最近、勝山さんよりスタンプくんからの方が
好意を感じていて、
自分の気持ちがスタンプくんの方に
なびき始めています。
恋愛的に好きなのは確かに勝山さんで
スタンプくんに恋をしているかはわからないけど
幸せな恋愛ができるのはスタンプくんの方
ではないかという思いが強くなってきています。
学さんを取り逃がした理由は
私がちゃんと好意を伝えられなかったから
であるという、後悔があり
二度と同じ失敗はしたくない。
なぜ好意を伝えられなかったかというと
3回目のデートまでに明確な恋愛感情があるのか
自分でわかっていないところがあり、
(もっと良い人スペックの人がいるかも、とか)
あとは単純に自分に自信がなく、
相手からの好意を自分の勘違いなんじゃないか？
という後ろ向きな気持ちもあり、
私自身もどっちつかずの態度をして
しまっていたことで、
お付き合いには至れなかったと分析しています。
今も状況はほぼ同じで、
恋愛感情がある、とは断言はできないし
そもそも勝山さんと付き合っているので
本来の私ならスタンプくんに好意を見せるべき
ではないし、突き放すような態度をしたと
思います。
だけど、勝山さんへの不信感がやはりあり、
学さんとの過去の失敗から
ここは人の道を外してもいいんじゃないか…
という邪念が生まれています。
スタンプくんからの告白引き出しちゃおっかな
ってね。
告白してくる人なのかはわからないですが
私が答え教えちゃうくらい
ウェルカムな態度をしたら
こういう人からでも告白って
引き出せるのかな、という検証。
スタンプくんとのLINEは
「好き」とかは言わないけど
照れた顔の絵文字を使ったり、
ちょっとラブラブな感じを演出してます。
我ながら、本当に酷いことをしてるなとは
自負しています。懺悔。
そしてほどなくして
スタンプくんとのデートの日を迎えました。
夕方、仕事終わりに会ったスタンプくんは
珍しくスーツを着ていました。
スタンプくんの仕事は私服勤務なのですが
その日は外に出向いた仕事だったらしく
スーツなのだそう。
あ！今日スーツなんだ！
似合うじゃん！私スーツ姿好きなんだ〜
前、言ってたよね。
あんまり着ないからなんか恥ずかしい。
俺スーツ似合わないから。
そうかな？普通に似合ってるよ！
まぁ、スラリとした勝山さんの方が似合うけど、
スーツは正義だから。
いかんいかん、比べない比べない。
予約してくれたところは
バーも併設されたムーディーなレストラン。
そういえばスタンプくんは
いつもおしゃれなレストランを予約してくれる。
民度高めなレストランが好きな私と
こういう好みが合うかも。
おしゃれなとこだね！
気に入ってもらえてよかった。
今日は飲もうかな〜
お仕事終わりだもんね、お疲れ！
この前会ったばかりなのに
短いスパンで会いたいなんて
よっぽど私に会いたかったのね。なんて