こんにちは、ま子です。
8月になりましたね。
今回は、
周囲の目が気にならなくなる方法
についてお話します。
私は人の目や評価を
過剰なまでに気にする人間でした。
友人がいない大学の講義では、
学生の多い教室に一人で入っていき、
大勢の前で席を探すのが嫌なので
授業の30分前に教室へ行き
ひっそりと席をとって
徐々に増えていく学生に隠れながら
授業を受けていました。
また、外に出かけている時にも
2人以上の集団とすれ違うのが怖く
すれ違う瞬間、顔がこわばります。
すれ違った後、その集団が再び話し
始めたり、クスッと笑う声が聞こえた
ときには、もう絶望です。
『きっといま、私のことで笑ってる。』
『すれ違う時、変な顔してた?』
『歩き方が変だったのか・・・?』
『変な人って思われただろうな・・・。』
たちまちネガティブ思考が頭を
駆け巡り、憂鬱になります。
当時は、集団とすれ違う時はいつも
さっと下をうつむいて、速足になり、
すれ違った後は、自分の動きや表情に
変なところはなかっただろうかと
しばらく反省会をしてばかりでした。
しかしあるとき、書店にて
気になった本を手に取り、
ページをめくって中を見ていると、
ある、一言が目に留まりました。
その一言を見た途端、私の中で
何かがガラガラと崩れていきました。
もっと早くこの一言に出会っていれば
友達と一緒にいなくても、
もっと堂々と街を歩けたのに!
その本はもちろん買って帰りました。
あのころから、私は人の目を過剰に
気にすることが殆どなくなりました。
ネガティブな人は、私と同様、
人の目を過剰に気にしてしまう傾向が
あります。
確かに、人の目を気にすることは
時と場合によっては大事です。
人の目を気にしないで、やりたい放題
やってしまっては、たいへんです。
今回の一言は、決して偉大な人間が
残した、偉大な名言では
ありません。
偉大な名言ではないからこそ、
難しい、特別な言葉ではないからこそ
私の心に実直に響いたのでしょう。
この一言に出会ってから、
周囲の目が気になりすぎて、
体中が息苦しさを感じていたのが
スッ、とガスが抜けてしまったように
軽く、全身を覆っていた黒い幕から
解放された気持ちになりました。
もしあの時この一言に出会って
いなければ、
私はまだ、大勢のいる教室に
入ることが怖く
集団とすれ違う一瞬に
恐怖を感じていたと思います。
その一言、とは
ありふれた言葉なので、始めは
しっくりこないかもしれません。
「勝手にしやがれ。」
どうでしょう。
本当に、何のひねりもない
単純な一言ですよね。
しかし、これは人目を気にしなく
なるのに強力な一言です。
例えば、
あなたが人前で発表などをしていて、
その最中に目の前に座っている人が
ひそひそ耳打ちをしてるとします。
「私は今変なことを言っただろうか」
「顔かどこかに何かついているのか」
ネガティブな発想がムクムクと膨れ
上がってきます。
これでは、発表どころじゃありません
最悪な気持ちで発表を終えることに
なるでしょう。
しかし、このヒソヒソされた段階で
「なんだ、勝手にしやがれ。」
と頭の中で吐いてやるのです。
するとどうでしょう。
それ以降、そのヒソヒソ人間が
どうでも良くなってくるのです。
そうすると、あなたはあなたの発表
だけに、集中することが出来ます。
実はこの言葉、
ちょっと苦手な人と一緒にいる時も
効果を発揮します。
あなたは苦手な人と話していると、
その言葉の言い回しや、表情が
気になり、
「やっぱり苦手だな・・・。」
となるかもしれません。
しかし、ここで苦手な人の
気に障る言い方や顔つきに対して
心の中で
「あんたの勝手にしやがれ。」
とつぶやくのです。
そうすると、なんだかんだ
この人の話し方や顔つきがどうとかは
本当にこの人の勝手なんだよな、と
気持ちがスッと軽くなるはずです。
ウソだと思うなら、まず
やってみてください。
ゆっくり息を吸って、
「勝手にしやがれ。」
と言うだけでいいんです。
これからのあなたは、誰にあなたの
意見を否定されようが、
普段のあなたを「ちょっと変」
と思われようが
そこで他人に左右されることなく
「勝手にしやがれ。」
であなた自身を尊重できるように
なるはずです。
よければ、どんどん使ってください。
今日も、ここまでお読みいただいて、
ありがとうございました。