「正しい所に正しい洗剤、正しい希釈で」 稀釈の重要性を理解しよう!
プロである為には洗剤の使い方をマスターする必要があります。
私達が扱っているのはプロ用洗剤ですが、大変ユニークで、強力な物が揃っているのですが、プロ用の洗剤は以下の図の様になっています。

アマ用の洗剤は効果はそれ程高くありませんが、使用範囲が広く、使い方も簡単です。一方プロ用の洗剤の使用範囲は広くありませんが、効果は非常に高いのです。そして、使い方にも少しコツがいるのです。
*洗剤使用に関しては
「正しい所に正しい洗剤、正しい希釈で」の合言葉をいつも講習では使っています。プロ用には様々な種類の洗剤がありますが、用途にあった適正な洗剤を使用する事が作業効率を上げる為には不可欠です。弊社が扱っているスパルタンケミカル社も洗剤の種類も数百の単位の種類を持っています。いつも書いていますが、トイレや浴室は洗剤の方向が逆(酸が必要)で、普通の洗剤は充分な効果を出すことが出来ません。先ず初めに、そのメンテナンスに必要な洗剤はどういう種類の洗剤なのか(アルカリか酸か、或いは溶剤か、除菌剤か、バイオ洗剤か・・・等)をしっかり把握する必要があります。先ずやるべきことは「正しい所に正しい洗剤」なのです。ここを間違うと洗剤が効きませんので、擦り洗いの時間が増え、非効率的で、場合によっては素材を(擦り過ぎる事で)傷めてしまうのです。殆どの場所はアルカリが効きますので、pH値の強さを見ていけば(pH7-14の間でどれほど強い物を使うかという事です)問題は解決します。メンテナンスは通常は室内が守備範囲ですので、室内という事なら「トイレ・浴室・流し台・錆び」が酸の側と覚えてしまえば、大概の場合は上手く行きます(勿論どんな場合も特殊な例外はありますが)。このブログでも最も見られているのが、「酸を使うかアルカリか」ですので、もしかしたらもうご存じかもしれません。
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次に大切な事は「正しい希釈」です。これが案外理解されていません。私達プロが使用する洗剤は殆どが濃縮タイプです。その方が安価だからです。そして、希釈率はどの洗剤も幅を持っています。3倍~10倍、10倍~50倍、米国製ですと1:32~1:128等です。しかし、殆どの洗剤はその洗剤の特徴が出るポイントはたったの1つなのです(最新のハイブリッド型【弊社ではピロキシー等】は少し違いますが、ここでは議論が複雑になるので省きます)。洗剤は売れる為には特徴があって、それが優れている必要があります。差がない様な物なら売れないからです。例えば、「汚れがスッキリと取れて、跡がピカピカになる」等です。即ち汚れが簡単に取れても、対象素材を傷めて、美観が悪くなってしまったらよい洗剤とは言えません。即ち、対象汚れはすぐに取れなければ話になりませんが、素材を傷めない事が大切で、その為には強すぎてもいけないのです。そして、通常必要な洗剤分除去の為のリンス拭きが必要ない程安定性があれば、使用する方にとっても一度拭きで簡単に作業が終わるので、使い勝手が良い事になります。ましてや、使った跡が(ファインミスト=細かな汚れまでスッキリとって)ピカピカにまでするとしたら、相当なメリットがある事になります。
一流の業務用洗剤メーカーが目指すのはここのポイントなのです。従って、洗剤が薄すぎたり、濃すぎたりしたらその特徴を出す事は出来ません。
各洗剤がそれぞれ希釈幅を持っているのは、先ず特徴を出す希釈率があり、それ以外でも希釈を変える事で様々な場所に使える事を示す為に、各メーカーが書いているのです。自分の処だけ希釈率が1つだけでは売りにくくなってしまうからです。しかし、使う側にとっては作業効率を上げる事こそが大切ですので、その洗剤の特徴を充分に引き出して使う事が大切です。
よく例を出す弊社の「マルチサーフィスクリーナー」は1:50希釈では汚れを落としながら、ワックスの光沢を傷めません。その為、定期清掃での差が非常に大きく出てしまいます(他社よりも余程光沢が出るという事です)。
また、「パスメーカー」(1:40稀釈)はワックス管理で表面洗浄と剥離洗浄の中間であるディープクリーニングを可能にします。定期清掃をする方にとって、この違いは非常に大きなものなのです。しかし、どちらもその希釈率を守らなければ、他の万能洗剤と同じ働きになってしまいます。他の洗剤も同じことで、臨界ミセル濃度と呼ばれるこのポイントにその洗剤の最も重要な特徴を出すように設計されているのです。それを使うからこそ、プロとしての大きな力を発揮できるのです。
「パスメーカー1:40」
プロにとって、洗剤を使用する際に、この事を肝に銘じておく必要があります。正しい希釈は洗剤効果を引き出すための、一丁目一番地なのです。

