「省力化・標準化・スキルアップ」の為には適正洗剤が必要 ①
今、この業界の各社にとっての大きなテーマの一つは省力化と標準化です。激しい人手不足時代に対応するために省力化は不可欠です。また移動の激しいこの業界において、人が変わっても品質が落ちない為に、システムを元にした標準化も求められています。
省力化と標準化を達成するにはその場所と目的に適合した適正な洗剤(今後は適正洗剤と言う言い方をします)の使用が必須の条件であると私は確信しています。
汚れを落とすには
物理的力+化学的力
が必要とはいつも言い続けていますが、化学的力である洗剤を上手く使えなければ、省力化も標準化もおぼつきません。水拭きでしたら、成果はアマチュアと変わらないでしょうし、家庭用の洗剤や通常の万能洗剤では、
洗剤塗布+擦り+水で流す(リンス)+拭き上げ
と言う工程を逃れられませんし、擦りが多くなれば作業時間と作業者の負担が大きくなりますし、人に依ってのバラツキが出てしまうので、標準化ははるか遠くに去ってしまうでしょう。
上記の適正洗剤とはその場所に適した
洗剤塗布+拭き上げ
で成果を出すものを指しています。
適正洗剤は日常的に使用する洗剤でその場所に適合した洗剤の事ですが、メンテナンスする施設は
商業ビル、病院、オフィス、ホテル・旅館、交通機関・・・等様々です。
そして各施設内でも
床・立面・トイレ・浴室・什器・・・・等があり、それぞれ汚れの種類も異なります。
一方、プロ用の洗剤は様々な種類があり、上記のほとんど全ての場所に適合する洗剤があります。ですので、大切な事は正しい洗剤を選び出し、正しくメンテナンスを実践する事に尽きるのです。その為には、以下の条件を満たしている必要があります。
- ノンリンスである事
- ファインミストが取れる事
- 付加価値がある事
ノンリンスは必須の条件です。メンテナンスには「日常清掃」と「定期清掃」がありますが、省力化と標準化を求められるのは主に「日常清掃」です。毎日の清掃ですので、基本的にはそれ程酷い汚れが対象ではありません。日常的に付けられる汚れで、水や場合によっては一般の洗剤や万能洗剤を使って、擦り洗いをすれば取れますので、洗剤使用が軽視されがちなのです。水拭きと同じように、一度拭きで処理できる洗剤でなければ、日々の活用には不向きです。
ファインミストの除去と言うと聞き慣れない方も多いでしょうが、私が米国のメンテナンスと付き合い始めた頃から、メーカーの担当者から口が酸っぱくなるほど強調されたのが「ファインミスト」の除去です。弊社の「洗剤使用の基礎知識」の中の3つのポイントの最後に出てきて強調されるテーマが「ファインミストの除去」です。目に見えないほど細かな汚れの事で、これが堆積する事で、将来の問題になったり、定期的な清掃が必要になったりします。また、これをスッキリ取りきる事で陶器や金属等の素材が本来の美観を取り戻しますし、洗剤の効果を実感出来る事から、作業者の洗剤使用が上達したりするのです。ファインミストは場所によってそれぞれ異なります。例えばトレイで言えば、尿の撥ね・石鹸の撥ね・細かな錆びですし、浴室では石鹸・シャンプーの残滓、体指ですし、床では細かな土砂などがあげられるでしょう。一拭きでこれらが取れる必要があります。
付加価値も重要です。その洗剤を使用する事で、美観向上・再付着防止・除菌・無臭化・定期清掃の回数削減・・・と言った特典があるからこそ洗剤を使う意味があるのです。
このテーマは書き出すときりがありませんので、今日はこの程度にしましょう。また、続けて書く事もあるでしょう。ともかく今日強調するのは、作業の省力化と標準化には適正洗剤が必要だという事
適正洗剤とは
- ノンリンスである事
- ファインミストが取れる事
- 付加価値がある事
という事です。