前項の最後に書いた、シェニール台形モップについて書いていきます。このモップが試した場所で非常に好評だった理由と、その仕組みについてです。
弊社新製品の「シェニールモップ」は最も新しいモップです。シェニールとはフランス語で「毛虫」を意味します。また、「シェニール織り」は厚みと豪華さを持った織り方として、生地の分野では高級品として扱われています。このネーミング通り、この糸は繊維を厚く、けば立たせて織っています。その為、従来よりも、細か接着面が多くなっています。従来のマイクロモップに比べ、吸水性は%アップしており、逆に抵抗性は%ダウンしています。
こうした形状から、動きが非常にスムーズなのです。今までのマイクロモップは非常に優れたものなのですが、洗剤を含むと、若干重くなります。男性には大して抵抗はありませんが、女性には少し負担が掛かってしまうのが欠点でした。そして、床には様々な形状がありますが、トイレルームと言うと、防滑床が採用されているケースが増えており、そうした場所では余計に従来のモップでは動きに問題が出るケースがあるのです。このモップはこうした問題を完全にクリアしてしまいます。現場で歓声が上がったと言うのは、ビックリするほど軽く操作できるからなのです。そして、シェニール織であるからこそ、軽いのに汚れ落ちも良いのです。弊社のハンドルやホルダーもアルミ製で軽いので、余計に抵抗性や重さを感じません。
そして、台形の形状(普通サイズの物もあります)が少し小さめで、角がある事から様々な場所(隅や角など)にスムーズに入り込みますので、作業性が上がるのです。
そして、大きな特徴が、ポリエステル単体で出来ていると言う事です。専門的になりますが、従来のマイクロ繊維はポリエステルとポリアミドを組み合わせて作っています。ポリアミド(ナイロン)は次亜塩素酸に弱いので、漂白剤を使用する事が出来ませんでした。しかし、この製品はポリエステル単体ですので、漂白剤の使用が可能です。医療施設では漂白剤の使用が求められるケースが多いので、その条件をクリアしています。
また、(銀)がふくまれていますので、悪臭が起きません。マイクロ製品のもう一つの問題点の悪臭の発生も起きる事がないのです。
裏にタグが付いていますので、カラーリングも出来ます。ゾーニングが必要な場所に対する要件も満たしているのです。
作業の効率化には便利で効果の高い製品の使用が不可欠です。そうした意味で、このモップはトイレルーム(特に交通機関で防滑床のある可能性のある場所)には最適なのです。