病院清掃 使用用具
バキューム
病院内にカーペットが敷かれるケースが増えています。歩行感や保温性、静謐性に優れ、高級感ももたらします。しかし、カーペットは汚れを溜めてしまう為、正しいメンテナンスが必要になります。従来は衛生性の問題から、カーペットを敬遠する事が多かったのですが、現在はカーペット床も一般区域(ノンクリティカルエリア)で増えています。
カーペットメンテナンスで最も重要なものはバキュームです。土砂や埃の除去がメンテナンス上も、衛生性の観点からの重要なのです。土砂を取り去らなければ、土砂がヤスリとなってカーペットのパイル(糸)を傷めてしまいます。埃が多ければ、衛生性問題を起こす事は言うまでもありません。
カーペットバキュームは空気を強力に吸って、掃きだす構造になっていますので、吐き出す際の汚れが問題になります。全く何も措置をされていなかった昔の機械は埃の除去率が80%でした。埃の80%は取れたのですが、20%は吐き出していたのです。しかし、様々な歴史を経て(これを書き始めると長くなってしまうので)、現在はHEPAフィルターの機種が安価に手に入るようになりました。0.3μ(ミクロン)以上の粒子を99.97%以上除去出来る物を指します。病院ではこれを使いましょう。
アップライト型(HEPAフィルター)バキューム
アップライト型の物はブラシが付いており、汚れが良く取れます。バックパック式の物は非常にスピードが速い(アップライト型の3倍以上)のが特徴です。施設や要求によって使い分けて使用しましょう。