お風呂には専用洗剤「フォーミィQ&A/CDC-10」
バイオ洗剤が続きましたので、あとはマイクロマッスル・CX-3バイオアシスト・ドロップインドレインが残っていますが、今回は趣向を変えて、お風呂用の洗剤を書きましょう。
生産性向上と言うか、作業効率アップと言うか、こうした面で非常に大きな効果をもたらすものの一つが浴室清掃です。このブログでも何回も書いていますが、トイレ・浴室と言った水回りは洗剤の方向が逆になりますので、そこに対する理解が作業効率アップには必須です。我が日本民族はお風呂が大好きですので、ここの部分の作業効率アップは大いに役に立つでしょう。
お風呂清掃で問題になる汚れは、皆様がお使いになる石鹸やシャンプーの残留成分なのです。これらはアルカリ性ですので、普通の洗剤(通常はアルカリ性)は効きません。そこで、お風呂清掃は多くの方が、お湯や水を使ってゴシゴシ擦るしか方法がないと思われているのです。まして浴室は滑り易いので、ヌメリがあると大変危険です。ホテル・旅館やスポーツ施設、ゴルフ場と言った大きなお風呂は清掃するのが大変で、床ブラシを使用したり、場合によってはポリッシャー(床磨き機)を使って時間を掛けてゴシゴシ擦って汚れを取っています。
物理的力+化学的力
のうち、化学的力(洗剤の力)を使っていませんので、勢い時間が掛かってしまうのです。しかし、浴室専用の洗剤を使用すれば、こうした汚れは直ぐに落ちます。アッと言う間に仕事が終わりますので、効果にビックリされるでしょう。
対象となる汚れがアルカリですので、原理的には酸が必要になります。酸がアルカリを溶かしてしまいますので直ぐに汚れが取れるのです。弊社のお風呂用の洗剤を2つ紹介しましょう(他にもあるのですが)。
一つ目が「フォーミィQ&A」でリン酸ベースの洗剤です。除菌剤が配合さえており、衛生性も高めます。非常に強い洗浄力が特徴です。
もう一つが」CDC-10(シーディーシーテン)」です。酸性洗剤はカビ取り剤の次亜塩素酸と一緒に使う事が出来ません(酸と次亜は一緒に使うと塩素ガスが出て大変危険です)。次亜塩素酸のカビ取り剤を使用した場合は十分な水洗いが必要になりますし、素人が行う場合はカビ取りと風呂洗いを別の日にすべきです(次亜塩素酸は分解が早いので)。また、高級な大理石は酸に弱いので使えません。こうした問題を起こさずに使用するために作られたのがCDC-10で、この洗剤はアルカリに傾いていますので、上記の問題を起こしません。キレート効果(チョット特殊ですが、汚れを挟み込み、引きはがすと思って下さい)で汚れを落とすのです。普通の洗剤と同じように使えますので、便利です。洗浄効果も上記のフォーミィQ&Aに比べると少しマイルドですが、それでも現在の日本の市場では非常に強い洗浄力になっています。これも除菌剤配合ですし、洗剤成分が日本のNITE基準になっていますので、新型コロナウィルスにも有効です。
これらの洗剤を使用する場合はそのまま使ってのいいのですが、出来ればフォームガンを使用してください。洗剤をフォームガンに入れ、水道につなぎ、泡を出して、一面洗剤の泡にします。必要があれば擦りますが(第一回目)、定期的に洗浄している場合(2日毎、1週間毎など)は擦る必要もなくなり、5~10分後に水で流して終了になります。
2時間掛かっていた浴室清掃が30分で済んでしまうと言ったケースも珍しくありません。但し、一つだけ注意が必要です(こうした問題がメンテナンスには良くあります)。元々、海外はお風呂より、シャワーがメインですので、シャワールーム用に作られています。どういうことかと言うと非常に泡立ちがいいのです。そこで、浴槽内で使ってしまうと、日本ではお風呂を循環させますので、水洗い(リンス洗い)が甘いとお風呂が泡だらけになってしまうのです。従ってこれらの洗剤を使用する際には、浴槽には使わない方が無難です。浴槽はそれ程滑りと言った問題がありませんので。また、循環しない浴槽は問題なく使用できます。そして、もし、循環する浴槽で使用する際には消泡剤を最後に使用しましょう。その上で良く水洗いします。最後の方法は非常にプロ的ですが、ここまで出来ると相当なものです。大幅な作業効率アップになるでしょう。