バイオボウルの使い方のコツ「シッカリ付けて、万遍無く擦り、必ず水で流す」 | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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バイオボウルのコツ

 

前回バイオボウルについて書きましたが、うっかりして使用上のコツを書き忘れました。プロ用の洗剤はいつも言っているのですが、初めて使用する際に、一寸した事で上手く結果が出ない事があるのです。一番確かなのは、現在使っている人に教わる事なのですが、もし結果が思わしくない場合は、人に聞くか、メーカー(この場合は弊社)に聞いてしましましょう。誤解が解ければ、結果が出ます。

 バイオボウルを様々な所で、導入指導し、上手く行かないケースにも何度もぶち当たりましたが、そうした経験から、現在では標語で強調するようにしています。

「シッカリ付けて、万遍無く擦り、必ず水で流す」です。慣れてきたら

「付けて、擦って、水で流す」と覚えましょう。

失敗するケースで一番多いのがこの3つに問題がある場合です。

勿論、最初から、効果を疑って掛かっては成功は望むべくもありませんので、そこにも注意が必要です(このケースも残念ながら非常に多いのですが)。

さて、最初がしっかりつけるです。

バイオボウルは勿論優れた洗剤ですが、魔法の洗剤ではありません。最も多い原因は洗剤の量が少ないのです。私がデモをすると「そんなに付けるの?」と驚かれる方もるのですが、総じて我が日本は水神話がある所為か、洗剤の使用量が少ないのです。業務用のトイレは使用頻度が激しく、汚れも付きやすいので、「物理的力+化学的力」の化学的力をシッカリ効かせる事が重要です。小便器では小さなM字を描くように塗布します。こうすると大体30C.C.になります。バイオボウルの結果が実感できるまではこの量を減らさないようにしましょう。慣れてくるとM字ではなく、横線一つ(約10C.C.程度)にする方が多いのですが、初めての方はM字から始める事をお勧めします。洋便器や和便器はボウルスワッブの方に付けてこすりますので、こちらはせいぜい2~5C.C.と言った所でしょう。ともあれ、洗剤の量が少なければ結果が出ないのは自明の理ですので、最初にチェックすべきは使用量です。

次に万遍無く擦るです。ボウルスワッブ(トイレ用ブラシ)を使用しますが、全ての個所を1回は擦る必要があります。特に、便器の淵や角の部分(リムと言います)が、ここをしっかり擦る必要があります。ボウルスワッブには表と裏があります、必ず表の部分を使いましょう。そして、リムの部分には力を入れて、グッと押し込んてやる要領で擦ります。目皿で小さなものはボウルスワッブではうまく擦れないケースがありますが、こうした場所は偶に歯ブラシの様なもので擦る必要もあるでしょう。また、配管の中にも、専用のブラシ(キチンと合うものがありますので、それを使う事です。資材店に問い合わせればすぐわかりますし、そうでない場合は弊社にご連絡ください。)が必要になるケースもあります。ともあれ、洗剤を付けて、万遍無く一回は擦る必要があるのです。

最後は「水で流すです。」バイオボウルは洗浄後、水で流す必要があります。洋便器や小便器でも古いタイプでリムのあるものは水が回りますので、必要ありませんが、今の小便器では多くのものがリムなしで、水が流れない部分が有ります。こうした所は水で流してやらないと、バイオボウルが残り、黄色くなって汚れに見えてしまいます。必ず水で流しましょう。

 纏めると最初に述べたように

「シッカリ付けて、万遍無く擦り、必ず水で流す」です。

「付けて、擦って、水で流す」と覚えましょう。

になります。

標語にして覚えてしまえば、コツを簡単に掴んだり、伝えたり出来るでしょう。

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