EPA登録感染防止洗剤は長持ちするか? | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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EPA登録感染防止洗剤は長持ちするか?

 

「長持ちはしません」が答えです。

 

弊社に感染防止にたいするコーティングについのご質問があり、弊社社員が対応していのですが、洗剤とコーティングとは全く別のものです。

 

最近は少なくなりましたが、私達が感染防止洗剤を売り始めた頃、良く質問に出たのが、「感染防止洗剤の効果が持続しますか?」と言う質問でした。

感染防止洗剤を使用すると、残留成分が持続効果をもたらすのではないかと言う期待です。残留効果によって、清掃作業回数を削減できるのではないか、環境消毒を毎回せずに済むのではないかと言う事です。

その都度「感染防止洗剤は清掃後、環境表面を対象微生物からの脅威を完全に除く事が出来ますが、次の方がその表面に触れるまでです」と言うオフィシャルな答えをし続けていました。

「一度施せば、ずっと効き続ける、一度で何にでも効く」

こうした洗剤を「魔法の弾丸」と言った言い方をしますが、残念ながら現実的にはないのです。

仮に効果が持続すると言う事は環境にも負荷をかけると言う事になりますので、却って何らなかの不都合が起きかねません。

 

感染防止の基本はいつも綺麗にする事

 

に尽きるのです。

手を洗う(ハンドハイジーン/Hand  Hygiene)のも一緒で、「石鹸を着けて綺麗に洗う」

を何回もし続ける事が大切です。手の汚れを石鹸でしっかり取り去る事が大切なのです。しかし、病院内や施設内で、何度も手を洗う手間を省く為にアルコールの手指消毒があるのです。前提としてはその間に手指が汚れるような作業をしていないと言う事がある事を忘れてはいけません。手が汚れたならば、まず手洗いをすべきなのです。

いつも、丁寧に、汚れを取り続ける事が大切な事はいうまでもありません。