ソーシアル・ディスタンス(社会的距離)を取ると言う事
世界で今回のコロナウィルス対応の一番目として挙げているのがソーシアル・ディスタンス(社会的距離)です(外出禁止を除けばですが・・)。
図はバーモント州のものです。分かり易いので、日本語訳を着けておきます。
今回のコロナウィルスの一番の感染経路はAirborne(空気を媒体にした感染)です。少し誤解されやすいのですが、従来我が日本では感染経路として、飛沫感染と空気感染では意味が違います。飛沫感染は飛沫核5ミクロン以上の飛沫核と共に運ばれる微生物からの感染の事で、咳やクシャミ等で感染し、4~6フィート(1.2m~1.8m)離れると安全とされています。一方空気感染は5ミクロン以下の飛沫核と共に運ばれる微生物による感染(結核や風疹)で、広範囲に広がります。
現在、米国では感染経路(感染方法と言う言い方をしていますが)空気(Air)、血液・体液(Blood)、表面(Surface)と分けています。従来の分け方に拠りません。
今回のコロナウィルス一番の感染がAirborne(空気を媒体にした感染)で、感染者の咳やクシャミ等が目や鼻、口、耳に着いたり(それを手で擦ったりして)、或いは直接呼気に入って感染を起こします。その為、「他人と1.8m(6フィート)離れましょう」と言う事を各国で強調しているのです(ヨーロッパでは2mです)。勿論、Airborneですので、1.8m(2m)以上でも、密室であったり、呼気が蔓延するような環境を避けるべきであることは言うまでもありません。
翻訳では2mにしておきます。ヨーロッパでは2mとしていますし、覚えやすいので。
Airborneに気をつけ、それ以外に、濃厚な接触による感染、外出した際に手に触れた表面からの感染(上記と同様、その手で目や鼻、口を触る事で感染します)と続く訳ですが、最初の1歩ソーシャル・ディスタンスが非常に重要なことは言うまでもありません。図が参考になれば幸甚です。
原文も載せておきます