バイオ洗剤①「バイオ+洗剤」が重要
ちょっとお休みしました。バイオ洗剤からですね。
バイオ洗剤で重要な事は「バイオ+洗剤」である事です。バイオのみの製品は多々ありますが、消臭剤と使用するならいざ知らず(理由は後述します)洗剤として使用するには上記の条件が必須になります。バイオだけでは汚れ取りを微生物だけに任せるのという事になり、効率的に無理があるのです。
洗剤としての使用では
・「汚れを洗剤で受かせ、そこにバイオの消化機能(汚れをバイオに食べさせる)を加えて効力を上げる」
・「バイオが出す酵素の効果で洗剤の力を飛躍的に上げる」
などの二つ(バイオと洗剤)の相乗効果があるものでないとお金を払う価値がありません。それがあるのでバイオ洗剤は非常に有効なのです。
しかし、それが技術的には大変なのです。闇雲にバイオと洗剤を混ぜればバイオが死んでしまいます。よしんばバイオが生きていたとすると、今度はバイオが洗剤を食べてしまう(消化する)ので、洗剤の成分が無くなってしまいます。それでは写真にあるような状態ではどうなっているかというとバイオが仮死化しているのです。冬眠しているような状態と言えば正しいのでしょうか。芽胞菌と言う微生物を使っており、この種は状況が不利になると殻を被って(かぶって)、ひたすら耐え、状況が好転すると殻から抜け出し活性化します。英語では亀(Turtle)とか貝(Shellfish)と言う渾名があります。
この技術をスパルタンケミカル社ではバイオメーカーとタッグを組んで、コンシュームシリーズとして確立したのです。
バイオボウルでは天然クエン酸とバイオを
エコライザーでは除菌洗剤とバイオを
コンシュームでは中性洗剤とバイオを
と言った具合です。
バイオと洗剤の一体化が第一のポイントです。