ファインミスト(細かな汚れ)の除去
世界のメンテナンスパーソンが夢中になる概念の一つがファインミストの除去です。
私達の身の回りにはファインミスト(細かな汚れ)が一杯あります。一番分かり易いのはテレビです。テレビを家内に頼まれるなどして1年に一遍清掃しますが(本当は自発的にやるべきなのでしょうけど)、水では中々綺麗にはなりません(水は表面張力が強いので細かな汚れの除去には向かないのです)。しかし、ノンリンスの中性ガラスクリーナーを使うとあっと言う間にビックリする程綺麗になります。一年手を掛けずに薄っすらとした汚れが付くことを諦めてしまい「うちのテレビはこんなもの」と思いこんでしまうのです。しかし、薄っすらとした汚れ(ファインミスト)を時々取ってやればテレビは本来相当に綺麗なものなのです。
A社は水拭きをしていれば我が家のテレビをお客様に提供する事になります(クドイですが、水はファインミストの除去に向きません)。
B社はノンリンス(水拭き不要)のガラスクリーナーを使用するとしますと、手間は一度拭きで一緒ですが、この会社は家電店で提供しているようなピカピカのテレビを提供する事になるのです。
床管理でも同様で水拭きをしている会社(A社)はファインミストの堆積の為、それ程綺麗でない床をお客様に提供し、毎月の定期清掃も効率が上がらす、剥離清掃(ワックスを完全に除去して塗り直す作業=時間とお金が凄く掛ります)の時期も早くなることになるでしょう。
一方、ノンリンスの適正な洗剤をしようしているB社は毎日綺麗な床をお客様に提供し、定期清掃の時期を長くずらす事も可能でしょうし、剥離清掃も伸ばせるでしょう。
ファインミストの除去により素材はその本来の美しさを取り戻します。ワックスだけでなく、トイレであれば、陶器や金属もピカピカになるでしょう。そして次に汚れるまで時間を稼ぐことができますので、作業効率もアップします。即ち、ファインミストの除去は美観向上と作業効率アップを同時に成し遂げる、一粒で二度おいしい作業なのです。洗剤の使用に当たっては、是非ファインミストの向上を目指してください。
ノンリンスで、その作業に適した洗剤を選ぶのがコツです。
水曜日(5月10日)の大阪での講習会風景です。
上が全体写真で下が二班に分かれての実習風景です。
「期待してなかったけど、凄くよかった」
「始まりから講習に引き込まれて、大変勉強になった」
等、感想も好評でホットしています。