洗剤とは
洗剤の主成分は界面活性剤と言います。
図の様な形をしており、水を好む親水基と油を好む親油基を持っています。水の中に油を入れると「水と油」と言うくらいですから混ざり合わず、境界ができて分離します。この中に洗剤を入れると主成分の界面活性剤が油の分子と水の分子を繋ぎ合わせ(片方の手が油が好きで片方の手が水が好きなので)油の分子を水に溶かし込ませます(白濁=コロイド状態)。水と油の境界面を無くす(活性化する)ので界面活性剤と言うのです。余談ですが英語でもSurfactant(サーファクタント)と言いますが表面のSurface(サーフェイス)からの造語でしょうからネーミングとしては似ていますね。
全ての汚れの80%は親水性の汚れでそれ以外の20%は疎水性と言われています。言い換えれば(厳密には違いますが)⒛%は親油性と言う事になりますので、水拭きではいつも2割の取り残しがりますが、洗剤を使用すれば全ての汚れを落とす事が出来る事になるのです。