メンテモジューラーの説明
昨日は都内で東北大手メンテナンス会社の中堅実力者にメンテモジューラーの結果説明をしました。
メンテモジューラーとは作業時間計算ソフトの事で都内のある病院清掃の合理化提案を受け、その一部を計算したのでその説明に行きました。
弊社の某老練営業部長は「微分・積分みたいでサッパリ分からん!」と言っていましたが、メンテナンスの合理化には欠かせない手段です。
各メンテナンスの作業時間の先ず年計を出し、各曜日に割り込んで、作業時間を計っていきます。通常は毎日→毎週→毎月→毎年などの様に積み上げていくのですが、積み上げ方式はどうしても無駄が出ますが、この方式は年計(総作業時間)を出してから各曜日に割り込んでいくので無駄が出ないのです。そして、全ての作業を俎上にのせて計算するので、無駄が出ません。米国で「Smart Staffing(スマート・スタッフィング=合理的な配置)」として知られている方式に則った方法です。
流石に40代前半でしょうか、バリバリの中堅は理解も早く、次の段階への移行の打合せもスムーズでした。
いつも言っているのですが、作業の効率化には縦糸と横糸が必要です。縦糸とは各作業の効率化です。トイレやカーペット、床の各メンテナンスの合理化が先ず最初です。そしてそれだけではなく、それらの作業を一日の流れとして組み合わせていく作業が大切なのです。この部分を受け持つソフトがメンテナンスをモジュール化してつなぎ合わせるイメージを取ってメンテモジューラーと名前を付けています。
この作業がうまく行く事を願っていますが、ついでに様々な質問(ステンレス、ワックス管理など)が出て、有意義な時間を過ごしました。
話は変わりますが、書店で見かけて買った
「世界が認めた『普通でない国』日本」(祥伝社新書)マーティン・ファクラー著はいい本でしたね。一気に読みました。これからの日本を考えるのに有意義でしょう。
「もっと話題になってもいいのになぁ」と思います。