米国でビール工房の見学「Maumee Bay Brewery」の見学をしてきました。
本来は掃除をしている所を見たかったのですが、そうはいかずビールの生成過程を見学しました。
面白い事に、今米国はビール工房の建設が一つのブームになっています。
Spartanの社員の親戚もワイン工房を辞め、ビール工房に切り替えたそうです。
「ワインよりもビールの方が自由度があるので」との事で、最初は何のことが分かりませんでした。聞くところによると、全米で1000単位で広がっているとの事です。
そこで、このビール工房に行く事になっていたので、あらかじめ前日にこの工房のビールを飲みました。
アダムスミスをもう少し濃くした色、キリンシティのハーフ&ハーフに少し赤みを付けたような色のビール(お分かりですか?)です。飲んでみて
「ビール?」と言う味で、夕食時の折角のビールなのに・・・・
少し甘く、香りも違うのです。何というかフルーティとでもいうのでしょうか。
実際に、工房で、麦芽・ホップ・コーンスターチだけではなくアロマや砂糖、果物などを入れる説明を受けました。驚いたことに収穫祭・クリスマスなど季節・事項ごとに味を変えるとの事でした。ビールは単一の味を追求するものと思っていたのに全く違った世界がここにあるのです。
再び、ここのビールを飲みましたが、ビールと言うよりもビール+リキュールと言った味なのです。ビールと思うとガッカリしますが、ビールではあっても通常とは違った飲み物と思えば、そう思うと悪くありません。それぞれのビール工房がビールをベースに様々な味や香りを自由に使い、お客を誘っているのです。
これはこれで面白い世界でした。日本にもこの動きが来るのでしょうか?こうした事柄もあって、ビール工房もフードビジネスの成長産業として米国では捉えられているのです。
因みに、ビール工場には弊社得意の4級アンモニウム塩はダメなのです。酵母に悪さをするようですね。ヨウ素を使っていました。しかし、衛生性が大切なのは通常の食品工場と同じです(麦芽カスは酸が必要な可能性がありますけど)。
皆様良いゴールデンウィークをお過ごしください。
