先週は久しぶりにスパルタンケミカル本社とNSS(National Super Service)社へ行ってきました。彼らとは毎年ISSA(International Sanitary Supply Association)大会であっているので、そう毎年は行かなくてもと思っていたのですが、やっぱり頻繁にいかないといけないという事を痛切に感じました。大変勉強になり、とても面白かったのです。
今回は主にフードサービスを勉強に行きました。食品工場や厨房などの食品を扱う現場の清掃と衛生性向上(Sanitation=サニテーション)の問題です。食肉工場の清掃現場を見せてもらいましたが、凄かったです。
毎日300頭の豚を処理する工場で、それをたったの3人で清掃・消毒(Sanitize)しているのです。ヒスパニック系の3人で毎日作業終了後の夕方5時から8時間以上を掛けて作業を行います。同行したフードをこれから力を入れようとして非常に勉強している社長さんいわく「非常に少ない作業員です。日本ではもっと人数が必要でしょう」。
設備もそれ用にできており、作業は徹底的な高圧洗浄が可能になっています。まず、肉片を片付け、水による高圧洗浄で概ねの汚れを取り去ります。その後、弊社も扱っているクロリネート・ディグリーザーと言う高アルカリで塩素配合の洗浄剤を泡状にして全面に吹き付けます。リンスの為の高圧洗浄を掛けた後、サニタイザー(サニT-10と言います)を掛けて終了です。大変な作業ですが、作業者達は手馴れており、プロフェッショナリズムを感じます。
スパルタンケミカル社のフード部門の長クリス・セルスタに言わせると、スパルタンとして大切なのは「教育・サービス」と強調していました。これは弊社にとっても誠に同様だと感じました。

彼の講習、現地での説明は情熱に溢れ、人を引き付けます。