
またまた横になって申し訳ありません。
札幌での講習会風景です。
先週は札幌から帯広へ行きました。
今回の講習会は「人手不足を資材で解消」と「日常洗剤を使いましょう」の2つで、内容を少し掘り下げたものであることから、評価が大きく分かれるようです。
非常に強い関心を持って下さる方がいる一方、全く興味を示さない方もいるのです。
今日から少しずつ日常洗剤の使い方の教科書の内容について書いていきます。
最初は「はじめに」の部分です
今回の日常洗剤を使いましょうというテーマを思いついたのは、九州と東北でほぼ同時に弊社の洗剤を使用しながら結果が思わしくないという話を聞き、駆け付けた所、両方とも洗剤の量が足りなかったのです。
弊社にくるご相談で洗剤の効果が足りないという場合、最も多いのが洗剤量が足りないというケースなのです。
わが日本では洗剤というと「アルカリ性万能洗剤」を思い浮かべてしまうケースが圧倒的に多いのです。
10年近く前、弊社がトイレ用で安全な「クエン酸ベース」の酸性洗剤を売り始めたときに、殆どの大手メンテナンス会社で「弊社は酸性洗剤は使いません!」と宣言され、とまっどた事を思い出します。当時はトイレ用の業務用洗剤は全て「塩酸ベース」でした。酸性洗剤=塩酸という構図が出来上がっていたわけで、「弊社の洗剤は酸性洗剤ではありません、クエン酸性洗剤です!」等と説明して歩きました。
同様に多くのケースで洗剤=アルカリ性万能洗剤という構図で考えてしまうと、この万能洗剤はpH9-11当りに対応する強い洗剤です。樹脂ワックスを少し溶かす作用があるのです。
強い洗剤というイメージがあるために、洗剤の使用量が少なくなりがちになりますし、なるべく薄めて使いたくなるのです。
そうすると私たちが扱うpH6-9以下の圧倒的に多い汚れにはどう対処できるでしょう。
水拭きでは弱すぎて、時間や効果が上がりません。アルカリ性万能洗剤では強すぎるので、薄めて使うか、水拭きが必要になって手間がかかってしまうか、或は洗剤分が残留し、素材を傷めてしまうかです。
この分野に最適なのが日常洗剤なのです。
皆さんがお風呂とかシャワーを浴びる際に石鹸とかシャンプーが無い事を想像して下さい。私達が扱う建物にも最適な洗剤を使って快適にすべきなのです。