伝説のインストラクター リーレマスター「病院は監獄と思え」① | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

今日から私のメンテナンスの先生で、スパルタンケミカル社のセールストレーニングのマネージャー
リー・レマスターの話しをしていきます。
病院清掃についてこの所書いていましたので、最初は「病院は監獄と思え」です。

病院清掃の話しを彼から最初に聞いた第一声が「病院は監獄と同じだと思え」と言う言葉でした。丁度、病院清掃に関心のある日本からのお客様と一緒に病院清掃の仕方について、ホテルの1室で講習を受けました。
 リーは訛りのある英語で、こちらもあまり強い英語力とは言えませんので、いつも訳には苦労しましたが、何度聞き直しても丁寧に説明を繰り返してくれました。
 リーは講師にうってつけの前向きで、いつも明るい態度で生徒に接しました。冗談をしょっちゅういっているのですが、翻訳が大変でした。

「病院は監獄と思え」と言うのは、一般に人が強制的に集められ、自由に出入り出来ない場所は感染防止清掃の守備範囲になります。
 患者が自由に出入り出来ない様をイメージさせるために最初に飛び出した言葉です。

 私の病院清掃の講習会の第一声は
病院は特別な場所」と言う言葉になります。
 上記の様に拘束され、自由な出入りが出来ない場所、即ち学校、軍隊、そして監獄もそうですが、こうした場所は感染が起き易い事
 そして病院は病気の人が集まる場所であること
 体が弱って抵抗力が落ちている患者(易感染者と言います)がいる事
で清掃技術だけではなく、感染防止の知識と実践が必要な事を最初にお話しするのですが、
リーの「病院は監獄と思え」のイメージが根底にあるのです。$お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ-リー・レマスター