病院清掃⑤「コンタクトポイントを拭き取る洗剤」には | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

「仕事でお掃除をする方の作業を楽にする事」が使命(ミッション)だと考えています。

 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

昨日はコンタクトポイントの種類について述べました。

今日は使用する洗剤について述べます。

4月24日「易感染者と日和見感染」の中で、病院では無神経(不用意)な水拭きはいけませんと書きました。
 同様にこうした場所では綺麗でないタオルで水拭きをする事で病原菌を広げてしまう事の無いように、水拭き不要なノンリンスの洗剤を使用すべきです。

 効果のはっきりしたEPA登録洗剤が安心でしょう(2月26日「EPA登録制度参照)。

防ぐべき対象微生物にもよりますが、EPA登録洗剤であれば多くの対象微生物には有効です。但し、ノロウィルスの様に少し厄介な場合もありますが、こうしたケースは洗剤メーカーに確かめると良いでしょう。
 また、血液・体液で感染するブラッド・ボーンパソーゲンなどにも強い薬剤が必要になりますので、この場合もメーカーに問い合わせる事が重要です。
 
上記のノンリンスタイプの洗剤を使用する場合は希釈倍率(水で薄める倍率の事)を守る事、接触時間を正しく取る事が重要です。

 こうした意味からも自動希釈器を使った方が楽です。今は自動希釈器が安くなりましたので。
$お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ-COG自動希釈器