暗号資産(仮想通貨)を利用した「豚のぶった切り詐欺」の被害額は世界で750億ドル(約11兆円)余りに上っている可能性が高く、従来の推定をはるかに上回っていることが新たな研究で分かった、というブルームバーグの記事を読みました…

 

そしてその続きにはブロックチェーン追跡ツールを使い、被害者から主に東南アジアを拠点とする詐欺師への資金の流れを追った、と書いてありました

 

「豚のぶった切り詐欺」と「東南アジア」が拠点・・・実に興味深いので読んでみると、なるほどなーと納得・・・・

 

まずは「豚のぶった切り詐欺」という呼び名はどこから来ているかというと・・・・

 

畜産業者が食肉用に解体する前に豚を太らせる習慣にちなんで名付けられた詐欺。宛先間違いのテキストメッセージのように見えるものから始まるケースが多く、それに反応した人々は暗号資産投資に誘われる。

 

しかし、投資話はでっち上げで、被害者が一定の送金をすると、詐欺師は姿を消すというもの・・・

 

興味深いのはその拠点といわれる場所・・・

 

1.ミャンマーでは、中国国境周辺とタイとの国境周辺。
2.ラオスのタイ・ミャンマーとの国境地帯、いわゆる黄金の三角地帯と呼ばれる地域。
3.カンボジアでは、港町のシアヌークビル、タイやベトナムとの国境周辺

 

そしてこうした犯罪拠点では、多くの人たちが、だまされて連れてこられ、強制的に詐欺に加担させられていると見られていて国連人権高等弁務官事務所によると、そうした人たちがミャンマーで12万人、カンボジアで10万人に上ると分析しています。

 

なんといっても興味深いのは・・・黄金の三角地帯と呼ばれる地域が含まれていること…

 

黄金の三角地帯といえば…ケシの栽培で有名ですが、「覚せい剤」よりも「暗号資産の詐欺」の方が「お金」になるということなんでしょうか・・・・

 

毎日のようにメールやラインで届く「詐欺勧誘」

 

何もしないのが一番なんでしょうが・・・・

 

「豚のぶっちぎり詐欺」というネーミングはセンスを疑わざるを得ない・・・・

 

ということで また あした