G7広島サミットの首脳宣言をめぐり、中国外務省の孫衛東外務次官は21日、在中国日本大使館の垂秀夫大使を呼び、「中国を中傷するものだ」などと抗議しました。 その際、垂大使が「日中関係が厳しい時こそ、民間交流を推進することが重要であるが、中国側は日中関係の雰囲気が悪くなれば、すぐに民間交流の実施を妨げている」と指摘しましたね。 

 

これに対し中国外務省の毛寧報道官は「中国は交流を支持している」とし、次のように反論しました。 中国外務省 毛寧 報道官 「日本側は着実に反省し、過ちをただし、中国側と歩み寄るべきで、逆切れすべきではない」 そのうえで、「重要なのは双方が誠意や信用をもって付き合い、両国関係の改善と発展に役立つ雰囲気を作ることだ」としています。

 

  

 

さてさて、今日紹介する「在中国日本大使 垂 秀夫」さんは、別名「中国が警戒する男」

 

 

なぜか…

 

その前に…外務省では、中国語研修を受けたいわゆるチャイナ・スクール。中国共産党内に独自の人脈を築いていると評される一方、いわゆるチャイナ・スクールにしては異例の対中強硬派。外交官としての海外勤務は中国、香港、台湾の中華圏だけであることは、キャリア組としては極めて異例。とりわけ、2度にわたる台湾(日本台湾交流協会台北事務所)勤務は日台断交後初めてのケース。

 

簡単に言えば、チャイナスクール出身ながら対中強硬派。ではなぜ中国が警戒するのか…

 

理由は簡単・・・中国共産党への「食い込み方、人脈」がすごいらしい…

 

その人脈の作り方がビックリ…

 

北京赴任時代を垂はこう振り返る。
「能動的に人に会った。ある1年を数えてみたら、年間で300回以上中国人と食事をしていた。昼、夜、必ず誰かと食事し、自宅で食事したのは月に1回くらいだった。飲みにも行ったし、中南海(=中国政府や中国共産党の中枢)の人とゴルフを一緒にやったりもした。とにかくいろいろなことをやってきたのは事実だ。いまの若い人たちには勧められないけどね」

 

人脈をつくって、誰よりも早く情報をとる。そのために、寝る間を惜しんで中国人と付き合ったという。要人とカラオケに行き、飲んだあとはサウナにも一緒に入った。人間どうしの付き合いをとことんまで突き詰めた。

中国勤務から離れていた期間にも、年に3回は北京や上海に飛び、人脈の「メンテナンス」に努めた。

こうした人脈づくりを地道に続けた結果、時として、外国人では知り得ないはずの人事や機密情報を耳にすることもあった。そんな時は、どんなに遅い時間でも大使館に戻り、本省へ公電を打ったという。

 

これでは中国も警戒するよね…

 

なんといっても「中国政府」のやり方を熟知しているし、相手側から「真意」は伝わっているはず…

 

「キッシー総理の久々のタイムリーヒット」は中国大使に「垂水」さんを選んだことだよね…

 

そういえば中国外交のトップは・・・元駐日大使の「王毅」さん

 

 

お互いに相手の腹のうちは知っている同士のやり取りになるね…

この対決は面白そう…

 

期待しちゃうよね、垂水大使 「中国が警戒する男」