ふたつの祝福に包まれたお別れ①☆おじいさんありがとう。 | 山陰の心と体をデトックスする『ライフスタイルセラピー・サラスバティ 』池田千春のブログ

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島根県松江市で、心と体のデトックスする『 ライフスタイルセラピー・サラスバティ』で、癒しを提供しております。
バリをイメージしたサロンで、日頃の疲れを癒して魂の芯までエネルギーを満たして、リフレッシュしましょう♪

9月の終わりに主人の祖父と、お客様が亡くなりました。

 

お2人とのお別れでたくさんの事を経験をしました。

今日は主人の祖父とのエピソードを書きます。

 

おじいさん(=主人の祖父)は、温厚で心優しい人でした。若いころから怒らず騒がず、不平不満もなくいつもニコニコしている人でした。

 

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おじいさんは4カ月前入院しました。

 

私がお見舞いに行ったときは、腫瘍が気道を圧迫し食事ができなくなり、水分のみ自力で摂ることが出来る状態でした。

 

夕方仕事が終わってからおじいさんの病室を訪ねました。

 

訪ねる前にヒーリングをしようかなとかハンドマッサージをしようかなとか色々考え、師に相談しました。「こんな時にはただ会いに行くだけでいいんだよ」と助言をいただきました。

 

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ベッドの上のおじいさんはできる限りの治療を済ませ、自分の体の状態を静かに感じている様子でした。だから私もヒーリングやケアでどうこうするのは違うなと分かりました。

 

おじいさんは自分と向き合っている。そんな感じがしました。

だから、何かしてあげるのではなく見守ると決めました。

 

目を開けた時に「千春が来たよ」と声をかけました。言葉になっていませんでしたが「いい具合にしているか」と、私の近況を聞いくれました。

 

「もちろん、いい具合になってるよ~」と答えました。

 

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次に訪ねた時は、呼吸音は静かになっていて酸素マスクをつけていました。もう目もずっと開けていられないほど意識は途切れ途切れでした。

 

話しかけると時々手を握り返してくれました。私の言っていることはわかっている様子でした。「ありがとう」が何度も伝わってきました。

 

おじいさんとの時間は優しくて素直になれる時間でした。

 

その数日後、おじいさんは亡くなりました。

 

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仕事を終えておじいさんに会いに行きました。

おじいさんは、安らかな表情で動かなくてとても冷たかった。

 

葬儀の日。

戒名授与のお経が上がった時、何か光のような物が舞い降りたのがわかりました。「あ。おじいさんは祝福されて向こうの世界に迎えられるんだな」と感じました。

 

出棺の時も、急に陽がさしてきて辺りを強く温かく照らしました。

 

人の死は肉体の終わりであって、エネルギー(魂)は本当に生き続けるんだなと思いました。

 

葬儀や告別式に集まった誰もが心地良い時間を過ごしていました。

 

どの瞬間も祝福に包まれていて、おじいさんらしかった。

 

たくさんの体験と優しい気持ちはおじいさんからのギフトでした。

おじいさんとゆっくり向き会う時間が取れて本当に良かった。

 

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写真の白い曼珠沙華は当店の道路わきに一輪だけ咲いたもの。

おじいさんが亡くなった日の事でした。

 

白い曼珠沙華の花言葉

「思うはあなた一人」

「また会う日を楽しみに」

 

おじいさん。

たくさんのメッセージをありがとう。

ちゃんと受け取ったよ。