※はじめに

 このぺージに載っている情報は全てインターネットで調べたことをまとめたものです。情報の信憑性はそれ以上のものにはなっていません。

 

 

 

パラシュラーマとは?

  • インド神話に出てくる人物。
  • インド神話どころか、あらゆる神話体系と比べても最強クラスの人間。
  • 名前の訳は「斧を持つラーマ」。
  • ヴィシュヌ(インド神話の最高神の一人)の6番目の化身。
  • 単独でアスラを倒し、シヴァ(インド神話の最高神の一人)から斧を授かった。
  • 「クシャトリヤ」という戦士階級を全滅させた(理由は後述)。 
  • 父の名は「ジャマダクニ」。聖仙。聖仙とは「バラモン」という僧侶階級。当時はクシャトリアに虐げられていた。
  • 母の名は「レーヌカー」。
  • 兄弟がいるようだが、このページでは触れない。
  • インド神話の英雄カルナ、英雄ビーシュマなどの師匠。

 

目次

<①ヴィシュヌ神の化身>

<②シヴァ神との関係>

<③復讐のはじまり>

<④弟子カルナへの呪い>

<⑤弟子ビューシュマとの決闘>

<⑥復讐を終えた「聖仙パラシュラーマ」>

<⑦伊波伊織の意見・感想:パラシュラーマの強さ編>

 

 

<①ヴィシュヌ神の化身>

 パラシュラーマはヴィシュヌ神の化身である。ヴィシュヌ神の化身は「アヴァターラ」とも呼ばれている。

 ヴィシュヌ神とは、インド神話の主神の一人である。そのヴィシュヌ神にはあらゆる化身が存在し、パラシュラーマはその6番目の化身である。

 第1の化身「マツヤ」。大洪水を予言した魚。

 第2の化身「クールマ」。亀。

 第3の化身「ヴァラーハ」。猪。

 第4の化身「ナラシンハ」。ライオンの獣人。

 第5の化身「ヴァ―マナ」。小人

 第6の化身「パラシュラーマ」。本ページで紹介。

 第7の化身「ラーマ」。「ラーマーヤナ」に登場する英雄。ラーマチャンドラとも呼ばれる。

 第8の化身「クリシュナ」。「マハーバーラタ」に登場する英雄。

 第9の化身「ゴーマタブッダ」。仏陀。

 第10の化身「カルキ」。白馬に乗っている英雄。

 

 

<②シヴァ神との関係>

 パラシュラーマはバラモンだったが、武器に興味を示していた。それが理由でパラシュラーマは父のジャマダグニに弓の手ほどきを受けていた。後に、パラシュラーマはシヴァ神の武術の弟子になるためガンダーマダナ山へ赴いていた。

 有名な話では、 パラシュラーマがシヴァ神から実力をはかるため手合わせをしたはものがある。戦いは21日もかかった。その時、パラシュラーマはシヴァ神に傷を負わせたともいわれている。

 

 パラシュラーマは「シヴァ神から斧を授かった」というのは有名な話だ。理由は筆者が調べた限りでは「手合わせの際の頑張りを認めたから」「アスラ(神族や魔族と呼ばれる一族)を倒したから」がある。要するに諸説あるということだ。

 

<③復讐のはじまり>

 ある日、パラシュラーマがいない間に飼っていた牛が奪われていた。その牛は「どんな望みを叶える」という不思議な牛だった。

 父のジャマダグニから話を聞くと、パラシュラーマがいない間にクシャトリヤの王「カールヴィーリヤ・アルジュナ」が訪問した。王を父は牛に食べ物を出してもらい、王をもてなした。すると、王は牛を欲しがり奪っていった。

 

 話を聞くとパラシュラーマは激怒した。王の行いが許せなかったパラシュラーマは王のいる都に一人で向かった。パラシュラーマに王軍が襲い掛かるも、一騎当千のパラシュラーマは全軍を返り討ち。最終的には王が自ら挑んできた。しかしパラシュラーマは王を造作もなく倒し、首を切り落とした。この時、王の息子たちが逃げ出していた。

 

 パラシュラーマは牛を取り戻し家に帰った。すると父は人を殺めたことを咎めた。そして1年間の聖地巡礼を命じた。

 パラシュラーマは父に言われた通り聖地巡礼の旅に出た。

 

 そしてパラシュラーマが聖地巡礼の旅に出ている間に悲劇が起こる。パラシュラーマが旅を終えて帰ると、カールヴィーリヤ・アルジュナの息子が復讐のために父のジャマダクニを殺していた。

 

 こうしてパラシュラーマはクシャトリヤを殲滅する誓いを立てた。

 

 後に幾度もパラシュラーマはクシャトリヤを殲滅を行い、その戦いは21回目に完遂された。

 この21という数字は、パラシュラーマの父が殺されたときに泣きながら胸を叩いた回数でもある。

 

<④弟子カルナへの呪い>

 パラシュラーマには弟子がいた。その一人が英雄カルナだ。最近だとFateシリーズで有名にな英雄だ。

 この英雄カルナはパラシュラーマから呪いを受けた。武術を磨くためカルナはパラシュラーマの弟子になった。しかしカルナはクシャトリヤだった。カルナは「俺はバラモンだ」と嘘をつき弟子入りした。

 後日、カルナがクシャトリヤだということがばれてしまった。パラシュラーマは先述の通り、クシャトリヤを憎んでいたため、それを知り怒りを露わにした。パラシュラーマはカルナに「授けた奥義を思い出せなくなる」という呪いをかけた。この呪いがカルナの死の一因となった。

 

<⑤弟子ビューシュマとの決闘>

 パラシュラーマには弟子がいた。その一人が英雄ビーシュマだ。

 あるときビーシュマはパラシュラーマにアムバーと結婚しろといった。しかしビーシュマはある事情があり、それを断った。それを聞いたパラシュラーマはビーシュマに決闘を挑んだ。

 決戦の日。ビーシュマは馬車に乗っていたが。しかし、パラシュラーマは生身のままだった。 正々堂々と、公正に戦いたかったビーシュマは、武装し馬に乗るように言った。するとパラシュラーマはビーシュマに神聖な目を与えたという。その目でビーシュマがパラシュラーマを見た。すると地球が彼の馬車となっていた(!?)。それだけはなく、ウパニシャッド(書物)は手綱に、ヴァーユ神とサーヴィトリー神が御者となっていた。そして鎧となっていたのはサラスヴァティーで、パラシュラーマは完全武装をしていた。

 決闘は23日間続いたが、残念ながら決着は付かなかった。

 パラシュラーマはアムバーに言った。

「最高の武器を用いてもビーシュマを倒すことはできなかった。やつは最高の戦士だ。ビーシュマの庇護を求めよ。他に選択肢はない」

 

引用元↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9E#%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%9E%E3%81%AE%E8%81%96%E6%88%92

 そしてパラシュラーマは去っていたという。

 

<⑥復讐を終えた「聖仙パラシュラーマ」>

 パラシュラーマは21回の戦いで全クシャトリヤを殲滅し、復讐をはたした。それからは父に習って聖仙になり、以後、戦うことはなかった。

 通常、ヴィシュヌの化身はヴィシュヌに戻ることができる。戻ることができるタイミングなどは不明だが、それが通常のことである。しかし、パラシュラーマは罪人ためそれができなかった。そしてパラシュラーマは地上にとどまった。

 

<⑦伊波伊織の意見・感想:パラシュラーマの強さ編>

 パラシュラーマの強さは、あらゆる神話体系の英雄の中でもトップクラスの強さである。勿論、私が知りうる限りの話ではあるが、その強さは確かなものだ。パラシュラーマの強さは、知る者の多くが「数ある英雄の中でもトップ5に入る強さ」だと私は確信している。

 その武勇は本項でも語られている。一人で王軍を全滅させる。クシャトリアの王カールヴィーリヤ・アルジュナも相当の手練れであり、ラーヴァナという魔王を倒したことのある千腕の戦士だった。しかし、そのカールヴィーリヤ・アルジュナを倒している。

 この時点で相当だが、シヴァ神から斧を授かったを所持していることや、弟子のビューシュマとの闘いではとんでもないモード(?)というか、武装(?)で戦ていた。詳しくは下のリンクからビューシュマ(Wikipedia)のページに飛んでみてほしい。

 総評。戦士として間違いなく、それこそ神様クラスの実力を有している。更にシヴァ神から授かった斧を武装している。その強さは無類である。

 

 

 

 

 

↓参考したwebページ。

pixivwiki/パラシュラーマのページ

monspedhia/パラシュラーマのページ

インド占星術.comブログ/パラシュラーマのページ

タイトル不明ページ/パラシュラーマのページ

wikipedia/ビーシュマのページ(一部パラシュラーマのことが書いてある)

wikipedia/カルナのページ(一部パラシュラーマのことが書いてある)

石川さんのブログ