フロイトの理論と西洋占星術 その1(極所論) | 占い考察備忘録。心理占星術が好き。

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宿曜占星術・タロット・西洋占星術について考察した内容をまとめておきたいブログ。時おり心理学も絡めています。
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老後は占い師として復活することを夢見ています。

こんにちは、まいな惺と申します。
今日もいい天気で、風が気持ちいいですね♪♪

・・・突然ですが。
最近の私は若い頃(笑)のように、色々と考えることが面倒になってきました(´д`)
そのため一旦の区切りとして、頭の中で放置していた心理学&占星術の考察を何回かに分けて書いて行こうかと思います。

この記事はタイトル通り、精神分析学者として著名であるフロイトの理論と西洋占星術を関連づけてみたものになります。
自分のための記録もかねて、私なりに自分の言葉で書かせていただきますので、分かりにくかったらごめんなさい。


まずフロイトの有名な考え方に、心には『意識・前意識・無意識』との3つの領域があるというものがあります。
(専門的な言葉では『局所論』と呼ばれています。)

意識は文字通り、今ここで意識できている領域のことです。

前意識は言われれば意識にのぼる、または思い出すことはできるけれど常に意識にあるわけではない領域のことです。

無意識は言葉の通り、意識にのぼらない無意識の領域のことです。ただ心全体として見ると無意識がほとんどであり、意識できている部分は氷山の一角でもあります。


さて、この考え方を、自分なりに西洋占星術に当てはめてみました。

個々のホロスコープ上の惑星には、年齢域というものがあります。
以下に大体の年齢域を列挙させていただきます。

月の年齢域:0~7歳
水星の年齢域:7~15歳
金星の年齢域:15~25歳
太陽の年齢域:25~35歳
火星の年齢域:35~45歳
木星の年齢域:45~55歳
土星の年齢域:55~70歳
天王星の年齢域:70~84歳
海王星の年齢域:84~歳
冥王星の年齢域:死後

年齢域については以前こちらにも書かせていただきました。

これを私なりに、先ほどの“意識”と関連付けてみたところ、個々のホロスコープの天体はその年齢域に最も“意識”されている状態なのではないかといった仮説が浮かびました。
例えば金星なら15~25歳頃、太陽だったら25~35歳頃、その時期に個々がその天体を最も意識しやすいのではないかということです。

さらに“前意識”や“無意識”も合わせて関連付けてみたところ、もっと面白い仮説が浮かびました。

言葉だけでは分かりにくいかと思いますので、図に書いてみました。
以下に、いくつか具体例を挙げていきます。


こちら月の年齢域(0~7歳)の時の状態。

意識されているのは月だけです。
赤ちゃんは月そのものがむき出し、本能むき出して生きていることからも分かります。

次の年齢域に近づくにつれ、徐々に水星が前意識にのぼってくると同時に、言葉の使い方や学習の仕方などを身につけ始めるでしょう。


そして少し飛ばして金星期(15~25歳)。

その人にとって金星の状態が最も意識されている時期といった仮説です。
若いからこその体験、例えば恋愛や遊びなどに思いっきり夢中になれる時期でもあります。

月や水星は矢印の方向に沿って前意識側へと追いやられ、続いて太陽が前意識に上ってきています。時おり思い出したように勉強をしつつ、また将来の生き方について思いを巡らせる時でもあるでしょう。


さらに太陽期(25~35歳)。

やっと太陽が意識にのぼることで、真の自分はどういった人間か等と考え直す時期にもなりそうです。
その観点からも、太陽期の半ばにサターンリターンを迎えるのは理にかなっていますね。

また図にある通り、金星は矢印に沿って前意識に、月そして水星は徐々に無意識のものとなってきているという仮説です。
感情の動き方はもちろん、考え方やコミュニケーションの方法なんかもこの時期になると無意識のうちに決まったパターンを繰り返しやすいのもそのためかもしれません。


例を挙げるのはこの辺りにしておきますが、ようは年齢の変化に合わせて、個々のホロスコープの天体が『意識・前意識・無意識』の間をバトンタッチしながらグルグル動いているイメージです。
これはあくまでも私の立てた仮設なので正しいのかは分かりませんが、ホロスコープをフロイトの理論とうまい具合に重ねることができたことが面白いなぁと思ったのです。


余談ですが、フロイトが心について述べた理論としてもうひとつ有名なものに、心は『エス、自我、超自我』の3つの構造でできているというものがあります。
そちらも同様にホロスコープと合わせて考えてみましたので、また近日中に書かせていただきますね!

ここまでお読みいただき、ありがとうございましたm(._.)m


※追記 関連記事一覧※
フロイトの理論と西洋占星術 その2(構造論)
コフートの理論と西洋占星術 その1(人間の心理的ニーズ)
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まいな惺(まいなさとる)
大学院で学んだ心理学の理論をもとに、占星術やタロットを研究してます。
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